透析ブログ

プロフィール

こやまん

こやまん


こやまんって?

よく読まれる記事

透析ブログへのリンク

おすすめ

太陽・月・星の暦
2020年版登場!
太陽・月・星の暦
\1,400
詳細を見る



最近のコメント

カテゴリ一覧

おすすめ

サイト内検索


はじめてのシャントの風船治療(2)


シャントの風船治療が済み、

だけど手術に使った針は抜かないままに透析の時間を待つ。

針を腕に刺したまま、待合室に腰掛けているのも恐いモノだ。

が、その後にもっと恐いことが待っていようとは・・・・・。

「それじゃ、そろそろ始めましょうか」

透析の仕度も整った。

「痛かった?」

「とぉっても」

看護婦さんがいつものように聴診器でシャント音を確認する。

 

え?看護婦さんの表情が陰った。 確かに陰った!

 

心なしか早足で別の看護婦さんを呼びに行く。

どうした?アクシデントか? アクシデントだな。

 

シャント音が聞こえない!

ほんとだ、触っただけで解る。

いつもならシャンシャンという勢いの良い感触があるのに、 まったく感触がない。

え?どうするんだ? シャント手術のやり直し?

え〜、やだよ、勘弁してくれよ・・・・。

 

看護婦さんが先生を呼びに行く。

婦長さんが来た、臨床検査技師が来た、手術室の看護婦さんも来た。

 

手術室の看護婦さんがマッサージを始めた。

手首の吻合部から肘の方へ向かって、血管をグリグリさせながら、

痛いかどうかなんて聞かない、かなりキツイめのマッサージだ。

しばらくマッサージを施すうち、

「あ、大丈夫、もう大丈夫」

看護婦さんの顔に余裕が見えた。

先生は慌てた様子もなく、

「詰まっとったんやね」

 

そういえば止血のバンドがかなりキツかった。

痛いくらいにキツかった、そのせいか?

それにしたってキツく押さえたくらいで止まっちゃうものなのか?

 

「良かったぁ」

「びっくりしたねぇ、音がしないだもんね」

看護婦さんと喜びを分かちあい、 やっとのことで透析開始の準備に入る。

採血側は風船治療の際の針を使い、 返血側は新しく針を刺す。

「じゃ、針刺していきます」

「5本目だよ・・・、泣いちゃいそう」

「これで、今日は最後ね」

「もうそこの麻酔シール、時間が経ち過ぎちゃったね・・・」

麻酔シールは2時間前を目安としているが、もう3時間を経過している。

が、もう痛いんだか、どうなんだか、腕中じんじんしていてよく解らない。

 

「3時10分、透析スタートね」

「はい、ありがとう」

 

5本目、これで最後のはずだった・・・・・。

 

「ちょっとゆっくりめで1600で回すね」

風船治療とシャント詰まりの後だけに、

血流の量を普段は2000ml/mのところ1600ml/mでスタートした。

 

短時間に襲いかかられた絶望的騒動から解放され、

(そもそも注射をすること事態が絶望的で・・・^^;)、

ぁあ、良かったぁ、済んだぁ、と静かに目を閉じる。

 

と、透析機のブザーが鳴る!

またか!

またアクシデントか?

看護婦さんが慌てて戻ってくる。

「1600でもダメだ・・・・・、1200にしてみるね」

ぁあああ、ググググゥって来た!

血管の悲鳴だ。 前にもあった血流が確保できない時の血管の反応だ。

ググググゥググググゥという、いやぁ~な感触だ、いやぁ~な。

 

また手術室の看護婦さんの登場だ。

先生も来た。

何やら機具を持ち出し、 どの程度の血流が確保できるのかを調べ始めた。

「ダメです、コラテに入っているのかもしれません」

「そうか、コラテか。それでちゃんと届かへんかったんや」

 

「血流も確保できません、打ち直しですね」

ぇええええ!打ち直すって針をぉ?

(と、そうは大声で言わない哀しい優等生患者・・・・)

「わかりました」

もう針を刺すところは上腕部しか残っていない。

でも上腕部は先頃の止血失敗で腫れ上がった紫色が、

まだ完全には消え去らない状態で・・・・。

何より、そこに麻酔のシールは貼ってないわけで・・・。

と、グズグズ思っているうちに上腕部が消毒され、

再び全身汗びっしょりが早いか否か、針が刺される。

 

風船治療の際に、

管がコラテ(本流ではない血路)に入っていってしまうからって、

管を入れる針を手首に打ち直したけど、

その針がコラテ側に刺されてたってこと?

なんだかなぁ、針刺され損みたいな話だなぁ。

 

「今度こそ、最後ね」

「6本め、出血大サービスだよ、1週間分^^;」

 

今度こそ、今度こそ、静かに目を閉じて、

ズタズタでジンジンする左腕を痛みや緊張や恐怖から解放する。

 

風船治療にも透析にもケチつきまくりの顛末でした。

コメント

現在、この記事へのコメントはありません。




コメント内容

トラックバックURL: 
 
ホームページ