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トレッキング 常光寺山


あまりに運動不足の日々が続き過ぎていて、
このままじゃ危ない(何が?)と危機感すら感じ、
トレッキングにでも出かけようと思い立った。

そうかといって、
ひとりで行くんじゃなお危ない(何が?)と感じ、
リタイア組の同級生に声をかけ、いざ常光寺山(1438.5m)へ。

季節は梅雨入り前、令和元年6月6日。
浜松市の北部の水窪町へと車を走らせること約2時間、
山住峠(標高1107m)で休憩して眺望を楽しむ。

「恵那山が見えるって看板に書いてあるぞ」

「こっちが常光寺山かな?」

「あんなに遠いのか、高そうだし…」
「その上、暑いし…。この眺望で満足して帰る?」

急に決めて出かけてきたためか、
イマイチ気持ちが乗り切れていないものの、
峠からすぐのところの「カモシカと森の体験館」に車を停めて、
11:00 いざ、トレッキング開始。

登山口は、看板の案内があるのですぐにわかる。
常光寺山まで1時間30分と書いてある。
ということは3時間はかかりそうだぞ…。

いつも標準タイムの倍くらいかかってしまう。
体力がなく、その上気力も弱く、すぐに休憩してしまうから…。

いきなり、山道っぽい様相でスタートする。

良く整備された気持ちの良い登山道が続く。

道案内なんかもちゃんとあるし、
平坦な道がしばらく続いたので余裕で歩く。

まだ新緑の木々を渡る風も木漏れ日も気持ちよく、
「これなら2時間くらいで行けちゃう?」
そんな話をしながら、長々と休憩したりして…
歩き始めからすでに30分ほどが経過している。

そのあと待っていたのは、
まるで罰ゲームのようにいつまでもいつまでも続く急坂、急登…

駄話も途切れ、それぞれのペースで、ただ黙々と黙々と…
とはいえ、100歩も歩を進められずにたちまち息切れ、休憩…

そんな調子で、休み休み休み…登り続ける。
ひたすら、足元ばかりを見続けて登る、休む、休む、登る…。

約一時間。
突然、道の真ん中に大きな岩。

ぉお、これも磐座なのか?
何の説明もないのでただの大きな石か?

それにしても道案内の看板があれきり出てこない…
看板を出すほど、まだ進んでいないってことか?

が、どうやら急登は終わったか?
道が平坦になったぞ。

なにはともあれ、まずはやっぱりひと休みだ^^;

こういうのを「ヤセ尾根」って言うのかな?
山番組を見たりするので言葉だけが浮かぶ^^;

ふと気づくと登山道に沿って、レールが敷かれている。
足元ばかり見て登っていたので気付かなかったが、
山仕事に使うレールなのだろう、
どこからどこまで敷かれているのか。

平坦かと思ったのもつかの間、登りはまだまだ続いたが、

山の様相がピークに近づいた感じに変わってきて、

どうやらピークを迎えた!
なんと13:20。歩き始めから約2時間半が経過している。

この先を見ると、かなり急な下りになっている。
ということは、更にその先は、もっと急な登りが想像され、
体力気力ともに萎えてしまって、もう限界……

「ひとまず、おにぎりでも食べようか」

ほとんど眺望はないが、木々の間からかろうじてのながめ。
あのポコンと飛び出て見えるのは岩岳山かなぁ…

水窪情報サイト」のイラストの地図では、
常光寺山までは2つのピークを越えて行かなくてはいけない。
なので、ここはひとつめの名もない1,312mのピークか?

解らないことだらけだが、
いつもながらにおにぎりは美味しく、
なかなか腰をあげる気持ちになれずにゆっくりして、
それでも14:20、迷わず来た道を勢いよく引き返す。

登ってくる時には足元しか見ていなかったので、
まったく気が付かなかったが、あちこちにちらほらと赤い花。
「あれ、アカヤシオかな?」
「ほんとか?知ってる名前を言えばいいと思ってるら…」

急な下りに膝も笑うが、会話にも笑いが出るようになる。

15:20 出発点に無事帰ってきた。

標準時間1時間半のファミリー向けコース。(と案内に書いてある)

とんでもない。
2時間半かかっても到達できない…
気持ちが萎えてしまって迷わず諦めて戻ってきた…
敗北感と疲労感と…

運動不足と超初心者であることを思い知らされ、
トレッキングのひとつの楽しみである立ち寄り湯でさえ、
時間も気力もなく、一目散に逃げ帰りました。

嗚呼、幻の常光寺山…。

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