高校の同級生に誘われて、中古のフォークギターを手に入れた。
楽譜もどこかにあったはずだ。
かぐや姫、南こうせつ、吉田拓郎、井上陽水、小椋佳、その他、
学生時代に買った楽譜がどこかにあったはずだ。
学生時代、
こたつにくるまってひとりギターを弾いて歌っていた。
♪ただ あなたの 優しさが~
やっと探し出した楽譜はすっかりセピア色に変色している。
ムリも無い、30年以上、日の当たらない押し入れの奥に眠っていた。
開くページは、どこかかび臭い・・・・。
でも、かびと一緒に青春のにおいが蘇ってくる。
初恋も失恋もあれもこれも一度にどっと甘酸っぱく押し寄せてくる。
歌ってみる。
♪好きだったひと
できるじゃん。
どうにか基本的なコードは押さえられる。
スリーフィンガーも弾ける。
それ以上のことは学生時代からできないし・・・・。
が、一曲で弦を抑える左手の指先がひりひりしてくる。
指先が柔らかくなってしまっていてギターの弦の硬さに耐えられない。
しかし、ここは慣れの問題だ、くじけずに弾き続けよう。
♪いもうとよ~
いいなぁ、心がじんじんする。
忘れてしまっていたなぁ、こういう感覚。
故郷の野山や小川や海に呼ばれるような。
いつかどこかへ置き忘れてきてしまったんだろうなぁ。
大笑いしたことがあった。
涙が止まらなかったことがあった。
うれしくて誰かに伝えたくて伝えたくて・・・。
寂しくて歌が声にならなくて・・・。
もどかしく、くすぶって、胸がつかえ、せつなくて、眠れない、
青春の日々や思いが歌に連れて蘇ってくる。
同級生の友人が誘ってくれるのは、そういうことなのかなぁ。
そういう世界の中をもう一度歩こうってことなのかなぁ。
郷愁に浸りながら、やってみようと思い始めていた。
(つづく)
自分も、51歳で透析の上、心筋梗塞・狭心症でこれまで心カテを重ね、7本のステントが入っていますが、何とか仕事を続けながらカミサンと娘3人でくらしています。率直にあとどれくらい生きていられるのか漠然とした悩みを日々持ちながら、その中でも生きがいを求めて何かやりたいなあと、考えております。若いころ、自分も音楽活動の経験があり、昔のメンバーとたまには集まって、懐メロの演奏なんかできたらなあと。ひとそれぞれ生活がありますから、自分のイメージどおりに行かないことのほうが多いので、今ひとつ踏み切れないのが現状です。
鶴ヶ島のやんちゃ坊主さん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
ステントが7本!そりゃ苦難の道のりが想像されますねぇ。
私も人前でライブするだなんて想像もしていませんでしたが、同級生やメンバーに恵まれて、へたくそですが、音楽活動を楽しませてもらっています。
私は静岡県磐田市で活動をしていますが、お近くなら私どもの主催するライブに遊びに来ていただくことも道を開くひとつの方法なんですが・・・・。
こちら↓を覗いてみてください。
http://iwata-folk.net