ボタンホール作りの険しい道のり・・・・・・。
想像していたより痛みが続き、へこたれ気味・・・・・・。
採決側として作ってきていた腕の先(手首に近い方)のシャントは、
痛みのため、もうとても針を刺す気持ちになれなくなってしまった。
透析患者のブログです。2008年、50歳を過ぎて透析生活者となりました。透析になる前のジタバタした苦悩や、その後の透析を苦にしない(時々苦になりますが・・)暮らしや体験を綴った透析ブログです。心臓バイパス手術があったり、チベット体操でダイエットしたり、フォークソング・ライブしたり、トレッキングしたり、そんな内容です。では、どうぞ↓
人工透析
ボタンホール作りの険しい道のり・・・・・・。
想像していたより痛みが続き、へこたれ気味・・・・・・。
採決側として作ってきていた腕の先(手首に近い方)のシャントは、
痛みのため、もうとても針を刺す気持ちになれなくなってしまった。
ボタンホールを作ることに挑戦することにした。
「じゃ、次回から始めます」
「りょうかい、造る場所は?」
「造る人がその時に一番いい場所を決めます」
「じゃペンレス貼ってこれない?」
「え?あ、そうかぁ、そうなるわね」
透析患者になって2年半が経過した頃、
毎日繰る日も繰る日も、シャントの痒みに悩まされていた。
つい、ひと掻きしてしまい、
その刺激がさらなる刺激を呼び覚まし、痒くて痒くて耐えられなくなる。
シャントを真っ赤に腫らしたり、掻き傷跡を残したりして透析に臨むと、
「ボタンホールに挑戦してみる?」
「ボタンホール?」
「ペンレス(麻酔シール)を貼らないようにしたいでしょ?」
シャントの風船治療が済み、
だけど手術に使った針は抜かないままに透析の時間を待つ。
針を腕に刺したまま、待合室に腰掛けているのも恐いモノだ。
が、その後にもっと恐いことが待っていようとは・・・・・。
人工透析には、莫大な費用がかかる。
その内訳は知らないが、月に40万円ほどかかるのだそうだ。
とても個人が負担し続けられる額では無い。
しかし、公的助成制度が確立していて、個人負担はゼロに等しい。
市役所の社会福祉課に障害者の申請に出向く。
そう、人工透析患者は、1級の身体障害者なのだ。
身体障害って、とっても特別なことで、普通では与り知らないこと。
そう思っていたことが我が身に降りかかってきた。
シャントの再手術から10日が過ぎ、抜糸の日を迎える。
手術後の何日かめから、
手術跡が部分的に腫れて赤くなってきて、親指の付け根あたりが鈍く痛い。
透析病院の看護婦さんによれば、
シャント手術によって分断されて動脈の先に血液が充分に循環しなくなって
いることも考えられる、とのこと。
シャントの再手術のため、手術室に入る。
一年半前のはじめてのシャント手術と同じ細い十文字のベッド、
それを照らす大きなライトが天井からつり下がっている。
今回はもう先生がスタンバイしている。
左手は手術、右手は血圧、とベッドに十文字に張り付く。