ラスト・サマーピクニック

南こうせつ:ラストサマーピクニック:2024年9月23日日本武道館

透析を無理くりスケジューリングして、武道館へ出かけた。


1990年、当時は毎年開催されていたサマーピクニックの10回め、ファイナルだというので、九州まで出かけた。9歳の娘を連れて行き、夜通し肩車して、歌って踊って笑って…。

それから、サマーピクニックは節目節目に場所を替えて開催されてきた。もちろんその都度その都度、都合を合わせて出かけて行った。

それも今回はラストだという。もう野外じゃなく武道館だと。

初めて入る武道館は、さすがな堂々とした姿で、今からここでこうせつのコンサートかと思うとなんだか感慨深かった。

コンサートは、ラストだという気負いも無く、いつものようにテーマソングの「あの日の空よ」で始まった。が、こちらはそうはいかない。ラストだという気負いで、もう胸が熱く、目頭も熱く…。今日は声が果てるまで思いっきり歌うつもりできたのに、いきなり声にならない…。

かぐや姫、南こうせつの歌は、高校生から今までの人生のあらゆるシーンに流れてきた。それらの思い出と供になって胸に迫ってくる。

コンサートは、さだまさしが、森山良子が、ゆずが、ゲストとして花を添えてくれた。それはそれで嬉しいことなのだが、会場の盛り上がり程には僕は心躍らない。ラストだから、ほんとはこうせつの歌を一曲でも多く聞きたいのだ。

ラストだから、あの曲は歌うか、その曲はきっと歌う、この曲は歌ってくれるか、と一曲一曲に期待を込めているのだ。

ゲスト・アンコール含めて、4時間全30曲。ラストに「あの日の空よ」をアカペラで、何度歌ったかわからない「あの日の空よ」を泣き笑いしながら一緒に謳った。

サマーピクニックはラストとしても、こうせつがコンサート活動を終えるわけじゃない。ツアーは続けるだろうし、野音のグリーンパラダイスもまだ続くのだろう。

こんな時間を過ごせることに感謝しながら、今宵のホテルへと向かった。

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