歯医者を変える

「先生、自宅近くの歯医者さんをご紹介いただけませんか?」

60歳で定年退職して程ない頃、主治医の歯科医に尋ねた。

職場の仲間に紹介されて職場の近くの歯医者に通っていた。

「先生の治療は痛くないと聞いてきました」
「痛い時もありますよ^^」
若い医者で、何でも話してくれる気安い医者だった。

実は、自宅の近くの歯医者で、
とんでもなく痛い思いをさせられて、しかも何の説明もなく、
それに憤りかつ凝りて職場仲間に紹介された歯医者に通いだした。

しかし、自宅からは車で30分ほどかかるため、
早いうちに自宅近くの歯医者に変えようと思ったのだった。

「先生、自宅近くの歯医者さんをご紹介いただけませんか?」
「う~ん、特にないんだよねぇ」
「そうですか、先生んとこはウチから遠いもんですからね」
「探すんなら、とにかく若い歯医者さんがいいと思いますよ」
「わかりました、ありがとうございます」

アドバイスに従って若い歯医者さんを探そうと思いながら、
ついずるずると2年あまりが過ぎてしまっていた。
そこへ予期せぬ歯痛に見舞われた………

さぁ、困った。

評判を聞いてみてある近くの歯医者は2~3あるものの、
痛み出した個所は、これまでも何度かてこづってる個所だ。

元の歯医者に行くのが無難だが、
これを機に思い切って近くの歯医者に行ってみるという手もあるし。

治まらない痛みに何度か目を覚まされながら、
新しい歯医者か、従来の歯医者か、一晩悩みに悩んで、
「今までの先生に診てもらったら」
という家内の一言で、今まで先生に診てもらうことにした^^;


「前に膿んだとこですね」
先生は言いながら、治療歴を画面に写しながら説明してくれる。
2年前、4年前と2回同じ個所を治療している。

「様子を見ながらきたけど、ほんとは抜いちゃいたいんだよね」
「痛そうですね…」
「だけど、血液をサラサラにする薬を飲んでるでしょ」
「飲んでます」
「抜歯できないんだよね……」
先生、頭を抱えながら、
「とりあえず、薬で痛みと腫れをおさえましょう」
「はい」
「で、それから考えましょう」
「わかりました」

レントゲンを撮って、先生が歯の様子を診て、
それ以上の治療もなく診察を終えた。

通い慣れた、治療履歴のある歯医者だからこその診断。
もし、新しい歯医者に行っていたらどうなっていたか。


時間の余裕はいくらでもあるので、
足腰立たなくてとても通えなくなるまでは、
30分走って慣れた歯医者さんのお世話になるほうが良さそうだ。

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