外食すると、ほぼ確実に口の中がベタつく。
なんとかならないかなぁ。
「ベタつく」という表現がいいのかどうか、適当な表現が見つからないが、
口が渇いて、その結果、ベタつくように感じるのかもしれない。
そういう時は決まって妻に言われる。
「お父さん、今日、口が臭うよ」
珈琲を飲むと、その臭いはもっと強くなるとのことだ。
そしてその口の渇きに耐えられず、ガムを噛んだり飴をなめたり・・・etc。
いろいろ試してみたが、氷を口に含むのが一番気持ちいい。
しかし、家に居れば、冷蔵庫と仲良しになって、
のべつまくなし氷を口に放り込んでいられるが、
外出してしまえば、そういうわけにもいかない。
息リフレッシュ!とかいうテレビCMが目に留まり、それも試してみた。
それを口に含んだ瞬間は確かに息リフレッシュ!なのだが、
すぐに元通りのシワシワベタベタ・・・・。
そしてその夜、床に就くときには、口の中がカラカラのように感じる。
朝起きる頃には、口の中はヒリヒリしているかのように感じる。
なにか決定打はないのかなぁ。
外食すると決まって現れる症状だから、外食に原因があるに違いない。
きっとそれは、塩分のせいだろうなぁ、と想像しているのだが、
栄養士さんに尋ねても、看護婦さんに訴えても、
「塩分かしらねぇ、塩分控えめな食事にするしかないわね」
当たり前っぽい解答しか得られないし、解決策も見つけられない。
でも、ひとつだけ解っている解決策がある。
そう、透析なのだ。
透析中に、その渇きというかベタつきが、いつの間にか引いてしまうのだ。
透析開始から1時間ほどで晩ご飯のお弁当が配られる。
そのお弁当を食べる頃、口の渇きは無くなってしまっているのだ。
外食も増えがちな土曜/日曜の中二日透析がなく明けた月曜日など、
もう、朝から透析が待ち遠しくて仕方ない。
透析が待ち遠しくなるだなどとは、
透析が始まった頃にはついぞ考えもしなかった。
それにしても、何故なのかなぁ。
透析スタートからわずか1時間で解決してしまう。
透析1時間で、体の中の何がどう変化するのだろうか?