透析中に、ベッドのテーブルに何やらリーフレットが配られる。
何も言わずに置いていかれたから気になって、手にしてみると、
「かかりつけ医を持ちましょう」と書かれてある。
よく見ると、
市立病院が発行元になっているA4版の綺麗なカラーのリーフレットだ。
なんで?かかりつけ医?
不可思議に思われ、リーフレットに目を通してみる。
なぜ、かかりつけ医が必要か、
かかりつけ医を持つメリットは何か、
そういうことが書いてある。が、
私としては目新しい情報ではなかった。
それよりも、これを配る意図がなんなのかが理解できない。
かかりつけ医を持てってことなのか?
当病院があなたのかかりつけ医ですよってことなのか?
(そうなのだと、思いはするが・・・)
市立病院から配布を頼まれたのでただ配っただけなのか、
何か説明があっても良さそうなモンだが・・・・。
しばらく様子をみたが、説明してくれる気配はない。
そこで、血圧を測りにきた看護婦さんに聞いてみた。
「これは、どういうこと?」
「かかりつけ医があるとね、市立病院への紹介状とか・・・・・」
「かかりつけ医の役割とか、そういうのは解るからいいんだけど・・・・・・」
「耳鼻科とか循環器とか・・・・・・」
「僕らのかかりつけ医は、このクリニックなんじゃないの?
それとも、このクリニック以外にかかりつけ医を持てってこと?」
そのあとの看護婦さんの言っていることは意味不明になった。
透析になる前、
ダイエットと塩分制限しながらクレアチニンの値と闘っていた頃、
かかりつけ医は同級生の内科医だった。
いよいよ透析となった時、彼に尋ねた。
「これから、血圧の薬とか、どこで処方してもらえばいい?」
「透析病院で総合的に診てもらうのがいいよ」
「そうか、ありがと、世話になったね」
「風邪でもひいたら顔見せにきて」
かかりつけ医から、
これからは透析病院がかかりつけ医なのだと言われた、と思う。
くしゃみが出て、風邪薬を処方してもらうのも、
腰が痛くて、湿布薬を処方してもらうのも、
花粉症で、目薬と点鼻薬を処方してもらうのも、
穿刺痕が痒くて、かゆみ止めの軟膏を処方してもらうのも、
心臓が苦しくて循環器専門医へ紹介状かいてもらうのも、
心臓バイパス手術の術後の検査のための市立病院へ紹介状を書いてもらうのも、
み~んなやってきてくれたんだから、
この病院が私の「かかりつけ医」なんでしょ?
こんばんは。
私もそう思います。
でも、私んとこは、透析と糖尿内科しか対応できないから、
他の専門科のかかりつけ医を持つように指示されてます。
そこから、透析病院に指示が出て、薬は透析病院から出ます。
まあ、今回のパンフは要するに直接市立病院に行くと混むから、
紹介状をもらっておいでと言う案内でしょう。
でも確かに、透析施設には必要ないですね。
温泉あまごさん、ようこそ。
私の通う透析病院では、毎回先生が回診をしてくれます。が、
夕食後のうとうとタイムの回診だもんですから、
半分くらいは寝ているところを先生に起こされます。
「体調はどうですか?」
「かわりありません」
毎回、同じです^^;
月に一度くらいは、ベッドサイドじゃなくて、
診療室で先生と向かい合って体調の相談をしたいと思うのですが。
だから、かかりつけ医って言い切れないなぁって。