はらぺこあおむし

孫が遊びに来て、あおむし騒動があったので、その顛末を。

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僕は、ママの田舎(じぃじのうち)が大好きで、
特に、大きいばぁば(ママのおばあちゃん)の畑で遊ぶのが大好きだ。
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妹はまだ小さいので畑を耕すことはできないけど、
僕はもう幼稚園なので、ほらこの通り、畑の手伝いもできるのだ。

今日は、大きいばぁばが、あおむしを見つけてくれた。

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あおむしは、葉っぱをむしゃむしゃ食べている。
あおむしは、葉っぱをいっぱい食べて、大きくなると蝶ちょになると、
じぃじが教えてくれた。

「持って帰るか?」
「うん!持って帰りたい!」
「ママがいいって言ったらだぞ」

「ママ~、あおむし持って帰りたい~」
「ぇえ~、・・・・・・いいけどぉ・・・」

「いいって言ったよ!」
「よし、ばぁばに瓶をもらってきて持って帰れるようにしよう」

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新幹線であおむしを大事に持って帰ったんだ。
ママが八百屋で買った新鮮な葉っぱに替えてくれた。

だけど、あおむしは葉っぱを食べなくなっちゃったんだ。
どうしたんだろう、八百屋の葉っぱじゃダメなのかな?
困ってじぃじに電話したんだ。

「じぃじ、あおむしが葉っぱを食べなくなっちゃったんだ・・・」
「そうかぁ、都会の菜っ葉は旨くないのかな?」
「どうしよう」
「困ったなぁ、はらぺこあおむしだなぁ」
「かわいそう」
「畑の葉っぱを採って持って行ってやろうか?」
「うん!持ってきて!」

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あおむしの為に、新幹線で東京往復するのか?

まぁそれもきっといつか孫の思い出に花を添えるかと、
畑でさらにあおむしを採集し、新鮮なキャベツを瓶に詰め、
ついでに白菜だのレタスだのゆずだの畑で採れるもの詰められるだけカバンに詰めて、

いざ、孫の待つ東京へ。

と、

あおむしは、さなぎに姿を変えていたのでした。

あおむしは、はらぺこあおむしじゃなかったんだな。
さなぎになる前の、きっと、おなかいっぱいあおむしだったんだな。

次は、可憐な蝶ちょに身を替えるぞ。
モンシロチョウか、モンキチョウか、どっちかなぁ、

それとも・・・・・・。

“はらぺこあおむし” への4件の返信

  1. 初めまして、okameと申します。
    透析をしながら二歳の子の育児をしている者です。
    お孫さんとっても可愛いですね!
    子供がもし青虫を持って帰りたいと言ったら…私は「いいよ」と言えるだろうかと考えてしまいました(^^;
    田舎住みなので周りに虫はたくさんいるのですが…

  2. okameさん、はじめまして。

    透析しながらの子育て、大変ですね、負けないでがんばってくださいね。

    お子さんがあおむし持って帰りたいって言ったら、
    きっとその場面に遭遇すれば「いいよ」って言いますよ、親ですから。
    うちの娘も「いいよ」って言うとは思っていなかったんですが、
    「いいよ」って言いましたよ。(しぶしぶだったろうと思います^^;)

    また遊びに寄ってください。

  3. ご無沙汰しております。
    久々にのぞかせていただき、
    何だかほっこり、とてもあたたかな
    気持ちになりました。

    その後、蝶々になったのでしょうか?

  4. 成田♪ゆうさん、こんにちは。

    さなぎはこのまま冬を越して、春を待ちます。
    春になればきっと蝶々に姿を変えるはずです。

    楽しみですね~。

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