初めてのおつかい

鎌倉に住む孫たちが、自分たちだけでやってくるという。

コロナで窮屈な日々を送る中、そのアイディアはナイスだと、二つ返事で引き受けた。

小学5年生のお兄ちゃんと、小学2年生の妹。初めてのおつかいだ。
お兄ちゃんはちょっと弱気で、必ずしも気乗りでは無いようだが、妹は前々からひとりでも行くとノリノリだ。

新横浜までママ(娘)に送ってもらい、新幹線に乗った。乗せられたという方が正しいカモ…。

「新幹線乗ったよ、行っちゃった!」
娘からのLINEが入る。娘だって初めての経験なわけで、内心は気が気ではないだろう。

思い起こせば30年くらい前のこと、娘も妹弟を連れて東京へ行ったことがある。私が東京に一週間ほど出張していた時のこと、子供たちだけで浜松から東京へ来させたことがあった。東京駅の新幹線から在来線への乗り換え口で子供たちを待っていると、ホームから3人手をつないで降りてきて、不安気にきょろきょろ私を探していた姿は今も忘れられない。

その娘が、今度は自分の子供を送り出す。
乗ってしまった以上は、もう彼らの判断・行動に任せるしかない。

頃合いを見計らって、家内と浜松駅へ。新幹線ホームに出て、乗っているはずの車両の前後の降車口に分かれて待ち受ける。

無事到着降車!
「じぃじ~!こんにちは~!」
「お~、良かったぁ!着いたなぁ!」

大冒険は無事に完了した。
生涯忘れられない冒険となったことだろう。

“初めてのおつかい” への2件の返信

  1. “明けましておめでとうございます”

    お孫さんと良きお正月を迎えられた最高でしたね

    今年もよろしくお願いいたします

    1. keiさん、あけましておめでとうございます。

      家族が当たり前に一緒に居られる世界でありたいですね。

      今年もよろしくお願いします。

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