高校を卒業して50年になる年。ここぞとばかりに同窓会を開催する。
学校全体の同窓会では銅メダルが授与されるから、いつもの年にも増して出席者を募っていかなくちゃと幹事は張り切って動いてくれる。
かくして、土曜に学年同窓会を開催し、翌日曜に全体同窓会へ臨む計画が推し進められた。学年同窓会では人集めに何か出し物をと、歌と演奏を依頼された。

要請に応じて、日頃のライブ活動のほどを披露したいところではあったが、思いのほかの緊張に襲われてしまった…。それでも30名ほど集まった同級生たちと楽しく歌って過ごせて心に残るシーンとなった。
同級生たちは、会った瞬間から18歳の目をして、多分18歳のハートも取り戻してたんだと思う。
翌日は、全体同窓会へ21人で押しかけた。

同級生が同窓会の会長を仰せつかり、しかるべき年齢になってきたことを実感する。
第93回目の同窓会、毎年毎年、どの席も18歳たちの集まりだ。
卒業50年記念の銅メダルをもらって記念撮影。
次は10年後の銀メダルだ。それまでくたばらないように元気でいようと声を掛け合う。
わずかに高校の3年間を供にしただけで、下手をすると、その3年間に一度も話すらしたことなく過ごしてしまった人も居るのに、同級生というだけで、余計な壁が取り払われて警戒の無い話が弾む。不思議だね。

