透析を受け始めたばかりの頃、
何が何だかわからなくて、何を聞くこともできなかった。
いや、解らないことだらけで、
先生や看護婦さんに何か聞こうと思うことすら浮かばなかった。
しかし、そのうち、透析の回数を重ねるうちに
いろいろな事象も起こったりして、疑問なことも浮かぶようになった。
例えば、
一回の透析で何キロくらい除水できるのか?とか、
透析してるけどまだ塩分は控えないとダメか?とか、
そんなことが解らなかったのだ。
だけど、透析が始まるタイミングは、
看護婦さんは穿刺で忙しそうだし、こっちも穿刺で気が気じゃないし、
質問は、後からにしようとか思うわけで、
しかし、その”後から”が問題で、
後になれば、ベッドに横になっているために、
ウトウトウトウトしてしまい、意識は上の空に・・・・・。
質問してもまともに聞く頭になっていないし、
質問することすら忘れてしまっている始末・・・・・。
そうして、幾日も幾日も過ぎ、
そのうちに「今さら聞けなく」なってしまう。
ネットで調べたり、本で読んだり、
ブログにコメントをもらったりしながら、
今は、ある程度の知識は持っていると思うけど、
今さら聞けないことは、この先もいくつも派生しそうだ。