夜8時半も過ぎて、ぼちぼち消灯の準備をしようかな、という頃、聞き覚えのある速足の足音が…。先生が病室に顔を見に来てくれた。
「あ、先生、こんばんは!」
「調子はどう?」
「順調です!」
「造影CTの結果もいいし、リハビリも問題無いようやし…」
「え、退院していですか?」
「そうしよか、いつがいい?」
「明後日、週末土曜日でいいですか?」
「じゃ、そうしよう」
退院が決まった!
想定より5~6日早い退院になるので、家内と透析クリニックへ急ぎ連絡をする。
「退院おめでとうございます、ラストのリハビリです」
翌日、リハビリのお姉さんから退院祝いをもらう。
ディズニー好きのリハビリお姉さんは、ちょうどディズニーへ行くタイミングがあり、書いてもらってきてくれたという。
リハビリは今までになく厳しかったけど、優しい心遣いに胸が熱くなる。
今回のリハビリは本当にきつかった。透析中までも足の上げ下げ曲げ伸ばしをやらされるし、痛くても何でも膝を伸ばされた…。でもそのおかげで退院も早まったのだろうと感謝する。
荷物をまとめて、ベッド周りを片付けて、家内の迎えを待つ。今回は12日間の入院だった。振り返ればあっという間だが…。
看護師さんにお礼を伝え、同室の隣人に声をかけ、病院を後にする。

