インフルエンザ扱い(2)

金曜に出始めた咳と熱も日曜にはすっかり治まって、
(その話はこちら
月曜の朝にその旨透析クリニックに電話して、
通常通り月曜の夜の透析に出かけた。

いつもは、4時ちょっと前にクリニックに入り、
ロビーで無駄話、4時半病室入り、4時45分穿刺の開始だ。

いつものように4時ちょっと前にクリニックに入ると、
珍しく先生が事務所に居たため、
土曜の診察のお礼をし、熱も咳も治まった旨報告をする。

他の患者と無駄話を始めると、看護師が駆け寄ってきて、
「すぐに始めますから、こっちのベッドに来て」
他の患者と接触させまいとする意志がありありで…
「いやいや、もう熱も咳も治まってるよ…」
と言っても取り付くシマもなく…

いつもと違うベッドに連れて行かれ、
ベッドはカーテンで他のベッドと仕切られている。
隔離ってことだ。

「今日は除水4kgだけど、どうする?」
「全部除水してくれていいけど…」
(通常は5時間で4kgの除水を上限と決めている)
「今日は4時間半にして。それだと4kgはきついでしょ?」

他の患者と、開始・終了時間が重ならないようにしたいらしい。
他の患者にインフルを移さないため、
他の患者と接触させないための配慮と推察される。

4時間半で3.8kgの除水とした。

「インフルエンザの検査させてもらうね」
「だから、もう熱は昨日の朝には治まってるって」
「ごめんね、先生が言うので念のためね」
「先生にもさっき報告したよ…」

朝に電話受けた人と、先生と、病室の看護師と、
全然コミュニケーション取れてないんじゃない?

それに、
土曜日の検査でインフルじゃなかったじゃないか…
どうしてインフルエンザ患者扱いするのか…

4時15分、透析開始。

ほどなく、
インフルじゃなかった旨、検査結果の報告がある。
…当たり前じゃないか!…

すると、
左側のベッドでも右側のベッドでも穿刺が始まった。
カーテンで仕切られているが話声は聞こえ、
両側とも立派なインフルエンザ患者だ。

なんだ!
この人たちこそ、もっと早くスタートしなきゃダメじゃないか。
それに両側インフルエンザだなんて、移っちゃうじゃないか!
このまま4時間以上もインフルエンザ患者にはさまれてるのか!

ベッドを移動してくれ~!

僕も数のうちで4人のインフルエンザ対応に追われていて、
インフルエンザにかかった患者の対応はもちろんだが、
透析患者の抵抗力は弱く他の患者に移さないようにと、
そちらに関心が奪われている感じだ。

そんな中で、
患者に向き合うクリニックとしての姿勢、
何かが欠け落ちていってやしないか。
カーテンに囲まれて、 インフルエンザ患者にはさまれて、
少なくとも昨日今日の自分は尊重されていないという被害者意識で
息をひそめて4時間余りを過ごす。

文句ばっかり言ってるもんだから、こんな目に合うのかな…

“インフルエンザ扱い(2)” への2件の返信

  1. こんばんはー、朝晩冷えますね。
    最初に近くのベッドで咳をしていた人はインフルエンザだったんでょうか、きっと違いますよね。
    看護士は医師の言うことに絶対従いますよね、たとえそれが間違いだとしても。
    こやまんさんの友人の内科医さんは、インフルエンザではないと確信していたんですよね。だから来るなと言ったんですよね。
    こちらも医師に対して???なことあります、断固抵抗したこともあります(^^;
    こやまんさん、desktopのコメント欄だとコメント出来ないけどmobile版だと出来ます、そして一度desktop版にするとこちらのスマホ全履歴を削除しないとmobileのコメントが出来ません(笑)
    ということが、試行錯誤の結果わかりました。

  2. ユメさん、こんにちは。

    インフルエンザ騒動(?)は、ひと段落しましたが、
    次なる難敵を向かい打っています、「白内障」です。
    あらためて記事にしますね。

    ユメさん、ごめんなさい。
    ご不便をおかけしているようで恐縮なのですが、
    私、mobile版とdesktop版の違いもよく解っておりません。
    私はいつもパソコンから見よう見まねでブログを操作していますが、
    難しい設定をした覚えもなく、何をどうしたら良いのか解りません……。

    ほんとごめんなさいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です