突発性難聴で入院治療をした(その話はこちら→)
一週間の治療でほぼ元通り聞こえるようになった。
予定通り退院して、処方された薬を服用し、一週間後にMRI検査だ。
難聴が脳の腫瘍に起因していないかどうかをMRIで調べるとのこと。
そそくさと帰り支度を整え、早々に会計を済ませて退院した。
入院中に透析も行ったためか、腎不全の特定疾病の保険が適用され、
支払いは1万円と食費とパジャマ代だけ。ありがたいことだ。
そのうえ、
入院前に申請した突発性難聴の難病指定の認定が降りれば、
支払った1万円に対して補助が出る(だと思うのだが…)。
わずかばかりの年金暮らしに加えて、
透析のため民間の生命保険にも加入できない中、
国や県や市であれこれ補助してくれるのは本当にありがたい。
退院しても、大きな音がする所は避けるよう指示されている。
あいにくの雨模様だったが、迎えに来てくれた家内と、
必要な買い物をして、昼食を外食してゆっくり帰宅する。
雨は本降りになり小寒くもあり、こたつで夜まで過ごす。
「良かったね、聞こえるようになって」
「うん、ありがとう」
翌日、
口の周りに湿疹ができた。痛痒い。
気が付くと、おでこにも眉毛の中や頭皮にも。
気になりだしたら痒くてたまらない。が、
掻こうとすると痛い。
2日経ち、3日経ち、痛痒さはひどくなるばかり。
薬の副作用じゃないのかな、と疑い始めた。
湿疹の経験も、副作用の経験もないが、疑い始めた。
5日めに薬をやめた。
まだ3日分残っていたが勝手にやめた。
顔がぶわ~んと腫れているような熱があるような、
どうにもたまらない感覚に襲われて、薬をやめた。
6日め、少し楽になったような気がした。
7日め、MRI検査を済ませ、
8日め、聞こえの検査と先生のお話。
「先生、薬をやめてしまいました。湿疹がひどいんです」
「いいですよ、聞こえの方も大変よくなってしますし、
MRIでも異常はありませんし」
MRI検査では、症状の出なかった脳梗塞の跡が何ヵ所か
見られたが、それは年齢のせいもあるとかで…
「とにかく耳がおかしかったらすぐに来てください」
そういうことで、これにて治療終了ということになった。
その後、一週間経っても湿疹は治りきらないが、
まぁそれでもそれは時間の問題だろうし、
耳が治ったことは万々歳ということだろう。
一昨年は足、昨年は目、今年は耳、
退職してから毎年何か大きめのアクシデントに見舞われる…
それも生きてる証ということなのか…