ニトロと血管を広げるシールで一週間しのいで、
いよいよ心臓カテーテル検査の日を迎えた。
「オシッコの管、入れておきますか?」
カテーテル検査のあとは、5~6時間の安静が続くのだという。
「お願いします」
「じゃ、消毒をしますね」
「あ、すぐにやるのね」
考える間もなく、心の準備をする間もなく、
スッとパンツをおろされる。
「はい、失礼します。」
ひょいとちんちんを摘まんで、先っぽを消毒する。
摘ままれたちんちんは驚く間もなく、恐縮至極恐怖に畏縮して、
されるがまま…。
「ちょっと違和感があります」
管が差し込まれていく、いや~な感じがする。
痛っ!
「ちょっと細いところが・・、ごめんなさいね」
その傷みが繰り返され、体は脂汗でびっしょりに。
結局、尿道が細くなってしまっていて、管が入りきらず、あきらめ。
前立腺が肥大気味で尿道が圧迫されて細くなってしまっているとのこと。
ひりひりとした痛みが残り、
ちんちんはがっくりとうなだれてしまった。
尿道を確保するのをあきらめ、検査室へと向かう。
寝返りも打てない狭さのベッドに横たわるやいなや、
4〜5人の看護婦さんが寄って集って、 あっという間に素っ裸にされて、
「じゃ、始めていきますね。」
(つづく)