一晩寝ながらずっと透析できたらいいなぁ、と時々思う。
いや、正確に言うと、
透析後、そのままそのベッドで眠らせてくれたらいいのに、と思う。
今は、毎回5時間の透析を17:00-22:00という時間帯で受けている。
途中、18:00頃の夕ご飯のお弁当を食べ終わると、たいていはウトウトと過ごす。
そして、22:00頃に透析を終えて、ぼや~っとした頭で帰り仕度をし、
眠い目をこすりこすり帰路に就く。
冬なんかは、病院を出たときの外の寒さに、
ただでさえテンション落ちてるのに、心が折れてへこたれそうになってしまう。
一晩寝ながら透析、という話を聞いたのは、
透析を受けなきゃいけなそうだ、という、追い込まれた気分の頃だったと思う。
いろいろな人が、いろいろに励ましてくれる話の中に、
食事の話と一晩中の透析の話があった。
透析を受けるようになってしまえば、
食事の制限はなくなり、
その上、病院によっては、寝ているうちに透析が済んで、
翌朝、皆で美味い朝ごはん食べて会社に行く、
なんてことが出来るようになるんだ。
食事制限から解放されて、
旨いモノを食べる会みたいな、透析患者の会もあるとか。
そういうお話は、まんざら嘘じゃなかったんだろうけど、
透析このかた八年にもなろうとするが、
そのようなお話にはとんとお目にかかったことがない。
が、私が住む近くには見当たらないが、
全国に目を向けると、
一晩中の透析を実施している病院は、確かにあるようだ。
オーバーナイト透析というらしい。
開始時間は、夜の10時とか11時とかで、
朝の6時とか7時ころまでずっと透析をしながら眠るらしい。
仕事しながらでも、8時間透析も可能ってことだ。
旅行先で受け入れてくれれば、
ホテルに泊まる必要がなくなっちゃうな、と不遜なことを考えてしまう。
インターネットで検索してみると、
あるある。けっこう実施している病院がある。
旅行中の臨時透析としてのオーナーナイト透析の受け入れをしているかどうかは、
ちょっと探しきれなかったが、可能性はあるのだろう。
次の旅行か出張の時、タイミングがあえば、問い合わせてみようと思った。