心臓バイパス手術の手術痕(その2)

心臓バイパス手術の手術痕が痛みだし、
血や膿が出るようになり、紹介状を持って、市民病院へ。
その話はこちら⇒

診察の予約は午前11:00だったが早めに10:30に受付へ。

すぐに受付処理してくれて、循環器内科の窓口で診察を待つ。

待つこと15分。
患部の確認をする、ということでベッドのある別室の処置室で、
血圧・体温を測り、ベッドで横になって待つ。

よほど、心臓の状態が悪いと思われたのか、
ナースコールのボタンも手渡される。

待つこと、小一時間。
循環器の先生が来てくれて、患部を確認する。
「どうやら、中の問題じゃなさそうですね。形成外科に診てもらいましょう」

場合によっては、ケロイド全体を治してももらえる、というようなお話で。

ベッドを降りて、指示を待つこと15分。

形成外科の前で待つようにという指示に従い、形成外科へ。

待つこと、小一時間。
どうなるのかなぁと想像は膨らむ。
もう一度、切り開いて縫い直すのかなぁと思ったら腰が引けて・・・、
全身麻酔でお願いしますって言わなくちゃいかんな、
いやだなぁ・・・・、心臓バイパス手術の時の苦闘が思い出される・・・・。

勝手にすっかり怖気づいてしまった頃に名前が呼ばれた。

若く見える女性の先生だ。
患部を見るなり軟膏を取り出した。
「これで、ケロイドをおさえましょう」

え?ケロイドは進行してたの?
そういえば、なんとなくまだ大きくなってるような気はするけど・・・。

少しの軟膏をケロイドに塗ってくれて、
「このくらい、ほんの少しをお風呂上りに塗ってください。
一か月くらい続けてもう一度診せてください」
「この血が出てしまったところは?」
「ちょっと皮膚が薄くなってしまったみたいですね」

なんだ、大したことないのか。
血や膿が出たので心配したけど・・・・・。

わずか5分かそこらで診察を終えて会計へ。

病院の食堂で遅くなってしまったお昼ご飯を食べながら、
なんだかもうすっかり治ってしまったような気持になっていた。

 

そういえば、
ケロイドとは関係ないが、医者の手の不思議を感じた。

循環器の先生が「痛いのはここですね?ここは?」と尋ねながら患部を触る。
胸を両側から押さえ「これは痛い?」と尋ねる。
医者の手が体に触れたとき、「ぁあ診てもらってるぅ」と安堵感が。

形成外科の先生が「こういう感じで塗ってください」と患部に薬を塗ってくれる。
医者の手から患部に薬が塗られた瞬間から治っていくような錯覚が。

 

そういえば、透析クリニックでは、一度も先生の触診があったことはない。
まぁ、触診の必要はないのかもしれないが、
医者の触診が久しぶりすぎて、余計にマジックを感じたのかもしれない。

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