なんとかしてよ、年金相談(Ⅰ)

62歳になったので、
やっと老齢厚生年金がもらえるようになった。

もちろん、障害者年金はすでにいただいているので、
このまま障害者年金をもらい続けるのが得なのか、
ここで老齢厚生年金をもらうように切り替えた方が得なのか、

いや、損とか得とかいうのは不謹慎かもしれないけど、
多い方に切り替えない手はないので、真剣に比較検討した。

ポイントは、所得税と住民税と国民健康保険税だ。
障害者年金には課税されないけど、老齢厚生年金には課税される。

と、そう考えただけで面倒臭そうだし、
申請書類をさらっと見てみたところ、これもまた面倒そうだ・・・・。

現役で働いていた頃に比べて、
意欲も頭の回転もびっくりするくらいにポンコツになっていて、
難しい話に正面から立ち向かう気力がなかなかわいてこない…。

そこで、誰に聞いたか、JA(農協)さん
JAなら丸抱えで面倒見てくれるという根拠の無い話を信じて、
JAに相談に出向いた(障害者年金の振込先もJAだし)。

JAでは、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ、
年金相談担当の若い職員が対応してくれた。

ところがこれがお粗末で、
1.計算してくれた年金額から配偶者加給が抜けていた。
(後から抜けていた旨の連絡をもらったが)
2.税金のことについては専門ではないので答えられない。
(改めて税理士に税務相談を受けた)
3.申請書類はマイナンバーの記述が必要なので請けられない。
(誕生日前日以降に書類を揃えればマイナンバーの記述は要らない)

どっちが得かも解らず、申請書類の丸投げもかなわず、
疑問と面倒臭さが増長しただけでJAの年金相談は徒労に終わった。

いや、年金事務所へ出向く意欲をかきたててくれた、か。

もう尋ねるところは年金事務所しかなく、電話で予約して、
どっちが得か&申請書類の書き方の相談に出向いた。

年金事務所では、若いお姉さんが優しく解りやすく教えてくれた。

改めて年金受給額を計算してもらい、
障害者年金より老齢厚生年金の方が45万円ほど多くなることが分かった。

老齢厚生年金でも障害者特例の定額部分が70万円強いただけ、
配偶者加給で30万円強いただけるとのこと。

あとは税金がいくらになるか、だ。

所得税はJAの税務相談で税理士の先生に詳しく教えてもらった。
市役所に行って、住民税と国民健康保険税の計算をしてもらった。

結果、老齢厚生年金に切り替えた方が、
年間で30万円ほど手取り収入が多くなる計算だ。

先の相談で教えてもらった必要書類(戸籍謄本とか住民票とか)を揃え、
再度年金事務所へ。
その場で、まさに手取り足取り申請書類を書き上げて提出した。

ひと月くらいで決定通知がくるとのこと。

やれやれ、大仕事が終わった。
と、思いきや、思いもよらない決定通知が届く…

つづく

“なんとかしてよ、年金相談(Ⅰ)” への2件の返信

  1. JAは何かと問題ありますね。。。

    日本の農業/自給率もJAのやり方を改めれば
    大幅に良くなるという話もありますし・・・。

    不要な団体です。

    わたしの場合、働いていた期間が長くないので、
    今のまま障害年金を続ける方が多い事今の時点で確定(笑)です!
    まだ切り替えを考える時期はだいぶん先ですが。

  2. かずみきさん、こんにちは。

    JAが不要かどうかはよく解りませんが、
    たまたま不足な事態に遭遇しちゃったので、愚痴を書いてしまいました^^;

    失礼しました。

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