薬剤師の役割

透析に通っているクリニックでは、2週間ごとに定期処方があり、いつもの薬に加えてその都度必要な薬も処方してもらう。湿布を処方してもらったり、花粉症の目薬なんかも処方してもらう。

そしてかかりつけの薬局で薬をもらう。


いつものように薬局で薬をもらって帰宅すると、ほどなくして薬局から電話があった。

「大腸カメラの予定があるというお話でしたが、現在服用中のワーファリンとバイアスピリンは服用中止するとか指示が出ていますか?」
「特に指示はなかったと思いますが…」
「大腸カメラの説明書とかもらっていると思いますが、その辺の記載がないか再確認するか、先生に相談してみてください」
「わかりました、ありがとうございます」

大腸カメラのことに限らず、体の変調や専門医にかかったことなどは薬局にも報告しておくようにしている。薬の面からもチェックしてもらえることを期待しつつ。

ほんとにチェックして連絡までもらったのは初めてだが。

さっそく、大腸カメラの説明書を読むと、確かに書いてある。ワーファリンやバイアスピリンの服用は医師や看護師と充分に相談するようにと。

取り急ぎ、予定の病院へ確認の電話する。

「特に中止の指示は出ていませんから服用を続けてください」ということだった。

その夜、
仕事から帰った家内にその旨話をすると
「大腸カメラの説明の時、ちゃんと話があったじゃない」
「そうだったか…」
「説明してくれた人が、先生に確認まで取ってくれたじゃん」
「そうだったか…何か先生に電話してくれてたのは覚えているけど…」
「それがそうじゃない、それで、そのまま服用してくださいって」
「そうだったか…」
「ちょっと大丈夫?」

大丈夫じゃないかもしれない…

薬剤師の存在もちゃんと役割を果たしてくれてありがたいもんだ、という話をするはずが、なにもかもすぐ忘れちゃってほんとに大丈夫なのかと責められてしまうような話になってしまった…。

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