3月の上旬となり、まだ寒かったり、でも急に暖かかったりするのに、コロナ禍を理由に、貧血だなんだを言い訳に、家に籠りがちだ。
SNSでは、梅や河津桜を求めて西へ東へと動き回る知った人たちの春めいた写真がたくさんアップされてきて、活動的だなぁと感心することしきり。
「河津桜を見に行きましょ!」家内から声がかかる。
これに応えないと家内の機嫌を損ねてしまうことは明白だ。
それはいかん!
「いいね、どこに行く?」
「近場でいいわ」
車で10分、
市内のうさぎ山公園というところにあるまずまずの河津桜のトンネル。
8部咲きかなぁ、充分にキレイだ。
しばし公園を散策して、コメダ珈琲で珈琲タイムして…
「梅はどうかしら?」
「掛川に見事な枝垂れ梅が、ってテレビでやってたよ」
龍尾神社の庭園に300本もの枝垂れ梅が7-8部咲きってところか。
庭園というか、そこは裏山という感じで遊歩道も起伏に富んでいて、貧血で息切れする身としてはなかなか厳しいものがあったが、休み休みひと回り。
神社は掛川城の近くで、梅の枝の向こうに掛川城が見えるスポットもある。
「お茶にする?」
「二の丸茶室か?
先ごろ、藤井竜王と渡辺王将との王将戦が行われた二の丸茶室に行って、こころ静かにお茶などして時間を過ごす。
コロナは収まらず、もう3年目に入るというのに、何の策もなくまん延防止は延長されてしまうし、ロシアの方では戦争状態に突入し、嘘か真か知らないが毎日克明に報道がやかましい。
梅だ桜だと、こっちはこんなに穏やかな時を過ごしているのに、誰か、世の中を鎮めてくれないもんかなぁ。