その時はその時で…

右足血管の石灰化除去&バイパス化の手術から半年。
経過観察の診察に出かける。

先月の診察で、左足の血管も閉塞が進んでいる疑いがあり、今回はABI検査をすることになっており、その状況によっては左足も手術になりそうな気配…。先生はたぶん手術大好きと思われ即手術にもなりかねない…。


すると、
「私もついていく」と家内。

右足の手術の時も最後は先生と家内の話で外堀を埋められてしまって手術せざるを得なくなってしまった感があった。僕は恐がってぐずぐずと決断ができないし、できれば手術を逃げてしまうと思われているようだ(概ね正しいが…)。

しかしてABI検査、結果は左足は正常の範囲内で治まっている。

「いいでしょう、5月まで様子をみましょう」
「はい(良かったぁ、2ヶ月も先だ)」

「で、ワーファリンは中止しましょう」
先生は、できれば続けたい意向のようだが、今回の血便騒動のこともあったからだろう、
「バイアスピリンは止めるわけにはいかないけど、ワーファリンは止めておきましょう、ほんとは続けたほうがええんやけど…血栓とかできると厄介やし…でもまぁ、そん時はそん時で…」
って、先生、僕の顔を見てニヤッと意味ありげに笑った。

その時はその時って、どううこと?
血管切り開いてやることやるまで!ってことかな?
そういうこと厭わないというか大好きそうだもんなぁ、先生。
イヤだなぁ、痛い思いするのはごめんだなぁ…

右足だって、やっとむくみが概ね治まってきたものの、神経は切れたままで、右足の内側半分はまだ感覚がバカなままで熱湯がかかったってわからないに違いない…もう半年になるのに…。

でもまぁ、確かに、その時はその時で、そういう姿勢で構えてくれている先生がいることは心強く、きっと大ごとにはならないに違いないと思い直した。

「良かったね、すぐ手術じゃなくて」
「うん…」

強く太い命綱も健在でありがたい。

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