「大人になってやめたこと」という本を読んで(その話はこちら⇒)、そこに書いてあることを自分の場合はどうかと考えたりした。
が、それに倣おうというより、やめたことに対する反省とか言い訳とか、ともすると自慢とかに思いが至ってしまい、あんまり具合がよろしくない…。本の読み方が間違っているんだろうと思うけど…。
そこで、やめたこともいいけど、始めたこともいいんじゃないかと、その方が前向きな感じだし、と、始めたことを並べてみようと思うようになった。
が、「大人になってから」だと範囲が漠然と広過ぎちゃう気がして「歳とってから」にしようと思った。「歳」それは60歳定年退職辺りだろうなぁと思って、60歳以降に始めたことを拾い始めた。が、あれこれ振り返っているうちに、自分の場合は50歳辺りに、明らかに大きな生き方の変化があって、そこから「歳」が始まっていたなと思うに至った。
そう「透析」だ。
「透析」の宣告辺りから、生き方が変わった。というか、変わらざるを得なかった。価値観も替えざるを得なかった。結果、今は、その後手に入れた生き方を好もしく受け入れているが、暗中模索が始まって、ジタバタもがいていたあの辺りが、今までと違う人生の始まりであって、それが66歳の今に続いているのだから、それが「歳」の始まりであったと思うのが自然だなと思う。
もがき苦しんで、始めようと思ったり、やめようと思ったり、始めたけどやめちゃったり、続かなかったり、形を変えつつも続いていたり…
「歳とってはじめたこと」をもう少し拾ってみよう。