たっぷり一週間遊んで、孫が帰って行った。
このコロナ禍で3年振りに顔を見た時は少し人見知りだったが、ほどなく慣れてべったり毎日遊び暮らした。
観光地や観光施設に出かけたり、
大きいおばあちゃんと犬の散歩にでかけたり、畑で野菜採ったり土いじりしたりとのどかな時間を過ごし、
おばあちゃんに、折り紙やあやとりを教わったり、お絵描きしたり絵本を読んだりとゆったりした時間を過ごし、
おじいちゃんに、干し芋つくりを教わったり、一緒に紙飛行機を作って外で飛ばしたりとじゃれて遊び、
テレビを点けることもなく、ましてやゲーム機なんて持ち合わせも無く、古くからの遊びで日がな一日を一緒に笑って過ごし、寝起きを供にし、たっぷり一週間を過ごした。
追われることのないゆったりした時間を持つおじいちゃんおばあちゃんが、たっぷり孫と遊んで過ごすこと、実はとっても豊かで大事な時間なんだろうなと感じた。
それは、孫の成長にはもちろんのこと、忙しい親のためにも、何より、年寄りの老いからの救いのためにも…。
かつて我々の育ってきた日本社会は自然とそういう環境下だったのに、今の社会は完全に核家族化で、子供のためにも親のためにも年寄りのためにもならなくなってしまったんだな。
そんな気付きを肌で感じながら、孫とたっぷり過ごした、のたりのたりかな。