「温泉行きたいなぁ」
家内がさかんに言うので、熱海へ出掛けた。
家内は、もう一年以上も肩の痛みを訴えており、接骨委の診立ては五十肩（家内は６０歳代だが…）とのこと。ただ、それにしては訴える痛みが自分の経験をはるかに超えており、期間も長すぎる。セカンドオピニオンが必要じゃないかと云うのだが家内は気がすすまないようで…。
温泉に出かけた。
熱海は何度か行ってあちこち観光しているので、行ったことない初島へ足を伸ばした。
熱海港から連絡船で３０分、初島へ。
そして初島へ来たら何といっても”海鮮丼”。
船を降りると小さな飯屋が１０軒ほど軒を連ねて新鮮な魚料理を競っている。一通り眺めて何の根拠も無いが良さそうな店に狙いを定める。
一番豪華そうな海鮮丼を注文する、1,850円也。
もちろん美味しいのだが、お得なのかどうなのか、海鮮丼なんて普段食べないので評価できない…。
島一週一時間ほどのハイキングだと案内がある。ならばと歩き始めるが、暑くて暑くて１０分も歩かないうちにイヤになってしまい引き返す。
シュノーケリングだとかスキューバダイビングだとか海のアクティビティもあるのだが、気構えも無い年寄りに相応しいとも思えず、港の待合所で帰りの船を待って、早々に引き揚げた。
9月19日火曜日、何もないウィークディにもかかわらず、帰りの船は満員状態で座ることも出来ずに30分立ったまま…。その上、港から熱海駅へ向かうバスも超満員で15分立ったまま。もうクタクタ…。
ホテルの迎えのバスを待って、早々にホテルへ。
ホテルは、2018年の台風で海沿いのレストランのガラスが割れて浸水してしまいニュースになったホテルだ。
チェックイン済ませさっそく温泉へと。まだ時間も早く、ゆ～っくり浸かる。といっても30分も入っていられないのだが…。
部屋でグダグダと夕食を待って、バイキングディナー。生ビールが半額（450円）だというので、まずは一杯。
かつて、透析になる前は、毎晩のように午前様で、ビールなど浴びるように飲んでいたものが、今はコップ一杯のビールも美味しくなく、ヘタすると具合が悪くなってしまう始末…が、生ビールだけは美味しく飲めるので、調子に乗って二杯飲んだ。ら、夜中に調子が悪くなった…。
バイキング料理で、美味しそうな料理がずら～っと並んでいる。が、哀しいかな、もうそんなに食べられもせず、すぐにお腹がいっぱいになってしまう。それでも名残惜しくデザートなど眺めながら知らないお姉さんの歌など聞いて過ごす。
そのあと、３ケ所ある温泉を存分に楽しんで、熱海の夜は更けていきました。
翌日は、早朝から温泉に浸かり、朝のバイキングを軽く済ませ、早々にホテルを後にした。夕方からの透析に間に合うよう帰らなければ。仕方のないことだが、何につけ透析が優先される…。
当初の目的通りの温泉三昧だった。家内の肩の痛みが和らいだかどうか判らないが、気持ち的に楽になっただろうとは想像する熱海温泉でした。