シネマ・コンサート

映画の音楽をフルオーケストラで、映画に合わせて生演奏するという。それはスゴイ!


チケットサイトのプロモーション画像を観て、思いっきり惹かれてしまった。

元より、銀河鉄道999は好きで、漫画も持っているし、映画も観ている。昨年は、松本零士が亡くなって、漫画本を引っ張り出して再読したし、ゴダイゴのコンサートにも行って、999の歌も生で聞いた。

しかし、チケットは11,000円もする…。名古屋までの交通費もかかる…。それにチケット発売から日も経過していてろくな席も残ってないかもしれない…。

でも、見たい。観てみたい。

そうだ、妻を誘って、妻も行くって言えば悩むことも無い。
のに「私は仕事よ。それに名古屋なんでしょ…」

結局、引くに引けない思いで、チケットを一枚購入した。

五階の真ん中くらいの列の一番端っこの席から

ずいぶん端っこの席だが、スクリーンが見えにくいわけでもなく、オーケストラはどうせ暗い中なので見えなくても構わない。演奏の迫力を見て感じるほどにはコトを解っていないし…。

まったく見事に映像とぴったりに音楽が奏でられる。期待していたのは、999がソラへ飛び立つところとエンディングに奏でられる音楽。つまり、タケカワユキヒデの歌が入るところ。

その場面では、タケカワユキヒデが舞台に現れ、生で歌ってくれる。期待を上回る感動で身体が震えた。

ちょっと昨年より歌唱力が落ちているような気もしたが、まぁそこは許せる範囲で…。

ストーリーが展開していくと、承知しているストーリーなのに夢中に魅入ってしまう。ハーロックやエメラルダスやトチローが出てくるシーンなどオーケストラのことなど忘れてしまう。

スクリーンやストーリーに夢中になってしまっていると、演奏が、映像・セリフ・擬音などとピッタリなだけに、オーケストラの存在を忘れてしまう。オーケストラであることの価値はなんなのかって…。

五階という遠くから見ているせいか、生で、オーケストラで演奏することの意味はなんなのかなんて思ってしまう。

が、エンディングからアンコールへと会場は盛り上がり、自然と拍手に力が入り、ただ映画を観ただけとは違う高揚感だった。

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