病室の隣人は…ラーメン屋の大将

右足膝裏の血管手術で入院している(その話はこちら→)。
大部屋にひとりで居たのだが、ついにひとり入院してきた。

気がるに挨拶交わせる人だといいんだけどなぁ…
適度な距離感で世間話くらいも交わせるとなおいいんだけどなぁ…

そんなことを思いながら声をかけてみると、それが、な、な、なんと!

子供たちが小さかった頃、家族でよくご飯を食べに行ったラーメン屋「時計台」の大将だって!

ラーメン屋なのに、カツ丼が旨くて、当時珍しかった唐揚げラーメンなんてのもあり、天津飯はケチャップ多めの独特の旨さ、そして、どの料理もボリューム満点で…

何度も何度も子供たちと通い、毎回毎回全員お腹ポンポンで…。でも、子供たちも大きくなって、だんだん足が遠のいて、いつか別のお店になってしまっていた。

大将は僕と歳が変わらず、もうお店もやっていないとのことだが、勝手に当時の話で弾んでしまった。

更に嬉しくなって、家族のグループLINEにその旨メールする。

家内も子供たちも大いに驚き、そして、嬉々として懐かしい懐かしいとメールが交わされる。

あのカツ丼は大人になった今も一番美味しいカツ丼だ…
あの天津飯も他にない一番の旨さだ…
あの唐揚げは唐揚げ好きの旦那にも自慢の唐揚げだった…
母さんはいつだって野菜ラーメンだった…
大将はどこかでお店をやってくれないのか…

家族5人であの時計台の座敷のテーブルを囲んで、テーブルには、カツ丼がふたつ、天津飯がひとつ、唐揚げラーメンがひとつ、野菜ラーメンがひとつ、それを皆で別けあってご飯を食べてる風景が甦り、目頭が熱くなってしまった。

(つづく)

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