図書館で偶然手に取った小説で、「幹細胞治療」というものを取り上げていた。小説の話なので架空の治療なのかなぁと思いながら読み進んでいた…。
小説では、脊髄損傷で首から下が動かない患者を治すための再生医療のひとつで幹細胞治療が行われる。自分の細胞を培養して、傷ついた細胞に注入し、傷ついた細胞を再生する。
あれ?かつてips細胞があらゆる臓器を再生できるって大いなる期待で話題になった。僕らの止まってしまった腎臓も再生できる日が来るんじゃないかって。
でもまあそれは、僕らが生きているうちに実現はされるような話ではないんだろうなと、いつかips細胞のことも滅多に見聞きしなくなってしまっているが…。
あのips細胞とはまた違った話なのだろうか…知識が中途半端だ…
え?もしや…、自分が勉強不足・知識不足なだけで、実際にもう医療の現場ではまかり通っている現実の話なんじゃないのか?
ネットでいろいろ検索してみると、どうやら小説上の架空の話ではないようだ。ネットで得られる情報はどこまで信じたものか怪しいが、実際の医療現場でとりおこなわれていることは事実のようだ…。
更には、機能を失っちゃった腎臓の再生はどうも無理なようだが(それはips細胞に期待するところか…)、機能を失いつつある段階なら再生の可能性があるようだ。
まったく知らなかった…。透析の医療の現場に居る患者なのに、そういう情報に触れることなく過ごしている。日々の透析が順調かどうかということだけが日々の治療の関心事だ。まぁ、もう透析になってしまっているのだから、幹細胞治療の対象では無いのだろうけど、再生医療という点では、腎臓を再生するという点では、もっと話題が身近にあっていいはずだ。
腎臓の移植を受けるつもりは無く、移植を放棄した時点で残った選択肢は透析を続けるしか無かったし、ips細胞の時も遠い未来の話だろうと透析を続けるしか方法は無かった。
今さら腎臓が再生できると言われたとしても、苦しい思いをしてまで再生しなくてもいいと思える。かれこれ20年弱の透析生活はすっかり当たり前の暮らしとして身についてしまっている。
でも、苦しくもなくリスクも少なく再生できるのだとしたら、この先の10年とかを透析に縛られない暮らしが送れるのだとしたら、それに越したことは無いとも思え…。
もう少し、再生医療にアンテナを立ててみようかな、と気持ちがグラグラしてしまった。
