透析の間、ずっとテレビは点けっぱなしで、片耳型のイヤホンを耳に差しっ放しにしている。テレビを見ていようと、見ずに寝てしまっていようと、差しっ放しだ。
看護師さんが何か話しに来た時や先生が回診にみえた時など、テレビ以外のことを聞かなくちゃならない時には、すぐにイヤホンを外せるように、片耳は外の音が聞こえるように、片耳のイヤホンにしている。中にはヘッドホンの患者もいるが、外の音はどう聞いているのか不思議だ…。
片耳イヤホンはイヤホンをしてない方の耳で、外の音を常に聞いている。が、それが仇になった…。
向かいのベッドの男性患者の声が、ぼそぼそぼそぼそと聞こえてくるのだ。もちろん、両隣りの男性患者のおしゃべりもイビキも聞こえてくる。が、向かいのベッドからのぼそぼそはレベルが違うのだ。
長い!その上、しゃべりっぱなし!
看護師やヘルパーを捕まえて、長々しゃべり続けるのだ。しかも毎回毎回だ。それが5分や10分では終わらないほど長く、しかも8割以上は彼のしゃべり声が聞こえてくる。そのぼそぼそは大声では無いのだが耳に付いてしまい、イライラが募るようになってしまった。
もちろん、治療上の何か重大な話なのかもしれないし…と、最初のうちは我慢していたが、どうにもそうは思えず、イライラが募るようになってしまった。
そこで、対策として、両耳イヤホンならどうだ!って、準備をして透析に臨んだ。ぼそぼそが始まったら両耳イヤホンに替えるのだ。って、その効果のほどを半ば楽しみに透析に臨んだ。
と、その日は、ぼそぼそが始まらない…。
次の透析の時も、ぼそぼそが始まらない…。次も、次も…。
今のところ、週をまたいで、連続4回、ぼそぼそが始まらない…。
あれ?どうした?誰か苦情を入れたか?看護師同士で長話を警戒する打合せでもしたか?
両耳イヤホンは、いまのところ、休眠中だ。
