睡眠剤との付き合い方(2)

睡眠剤「マイスリー錠5mg」を処方してもらって二ヶ月になろうとしている。

処方してもらった話はこちら⇒

 

透析のある夜は自然に眠れるので、

睡眠剤は、透析のない、火・木・土・日曜に服用することにしている。

 

眠れそうか、眠れそうにないか、寝てみないと解らないが、

布団に入るタイミングで服用し、しばらく本を読みながら睡魔を待つ。

 

薬剤師の言う通りか、30分経つか経たないうちに睡魔がやってきて、

その後は朝までぐっすり眠れるようになった。

 

さすが、睡眠剤だなぁと感心する。

 

しかし、透析のあった夜の寝つきが悪くなってきた。

それまでは透析のある夜は、自然にぐっすり眠れていたのに。

 

懸念していた「くせになる」ってことじゃないのか、

ネットで「マイスリー錠5mg」を調べてみる。

 

副作用として、

発疹、そう痒感、ふらつき、眠気、頭痛、倦怠感、残眠感、悪心などがあげられている。

 

「倦怠感」か、そういえばこんなことがあった。

 

睡眠剤を服用して2~3週間が経過した休日の朝ご飯のあと、

何もやる気が出なくなってしまった。

 

気力を振り絞って部屋の掃除をしようとするのだが、体が拒否して動き出せない。

立ち上がれないわけじゃないし、歩けないわけでもないのだが、

掃除を始められないのだ。

 

しばらく休んで様子をみようと居間の座椅子に力なく座り続けていると、

自分の心身がどうなっちゃってるのかと不安に襲われる。

初めて味わう感覚で、どう対処していいのか解らない。

 

そのうち、起きているのもしんどく思えてきて、

起きていてもどうせ動けないのだから横になってしまおうと、

思い切ってベッドに倒れ込んで目を閉じる。

 

なんだか楽になった。

 

そのままベッドで半日、ウトウトしたり本を読んだりして、昼になった。

何もしていないのにお腹が空いたので、起き上がって昼食を見繕う。

 

お、動けるじゃないか。

 

いったい何だったんだろう、あれが「倦怠感」っていうんだろうなぁ。

 

しかし、その後、そういう症状は現れないので、

あれが副作用だったにしてもそれほど気にすることも無いだろうと思っている。

 

問題は、透析のある夜に寝つきが悪くなってしまったことだ。

 

早くも睡眠剤が癖になってしまって、

睡眠剤無しでは眠られなくなってしまったんじゃないか、ということだ。

睡眠剤依存症じゃないか?

 

薬剤師は、マイスリーと言っても5mgなので副作用の心配は無いだろうと言う。

看護婦も同じようなことを言う。

 

しかし、臨床技師は言う。

「癖になるってあると思うよ。時々飲むの辞めてみたら?」

「ぇえ!そうなの?」

「季節も良くなってきたし、眠れるんじゃない?」

「そうかもね、試してみるよ」

 

“季節”ねぇ。

そういう要因も無いじゃ無いと思うけど・・・・。

 

人によって、ケースによって、薬への反応は様々なのだろう。

アドバイスしてくれる人によって言うことも様々だったり。

 

気にし過ぎだ、っていえばそれまでなのかもしれない。

確かに睡眠剤を服用するようになってから、

眠りに就こうとするタイミングで、

眠りにつけるかどうかを気にするようになった。

 

睡眠剤初心者の試行錯誤は続く。

つづく




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