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腎臓移植するんだって?(その1)


私が通う透析クリニックの私の隣りのベッドは、
自分の子供ほどの年齢の若いお兄ちゃんだ。

そのお兄ちゃんが、2週間ほど透析に顔を見せなかった。


最初は何か用事があって日を替えたか昼間の部に替えたかと思ったりしたが、
さすがに一週間を超えてくると出張にしては長すぎるし、
昼間の部にしたんじゃ仕事に差し支えるだろうし、
いったいどうしたのか、気になってしかたがない。

でも、看護師さんに彼の状況を尋ねるのは、
個人情報が云々なご時世だから看護師さんに要らぬ迷惑をかけるだろうし…

そう思って気をもんでいるうちに彼がいつもの透析時間に姿を見せた。

チャンスだ。

でも、そのお兄ちゃんとは、あいさつ以外は話をしたことがない。
そういうと何だかずいぶん冷たいように思うかもしれないが、
彼はベッドにつくとすぐにイヤホンを付けてテレビを見始めてしまうので、
そこを強引に話しかけるのも阻まれるし、
特にどうしても話さなくちゃいけない話題があるわけでもないし、
透析が始まってしまうとベッドの間の透析機械で顔は見えなくなってしまうし、
まぁそんなこんなで、
彼が隣のベッドになってからもう2年以上になると思うが、話をしたことがない。

しかし、今日こそは!
彼がイヤホンを取り出す前に声をかけた。

「久しぶりだね、2週間にもなると思うけど、どうしてたの?」
「あ、はい、検査で入院してました」
「検査?2週間も?」
「はい、移植手術するんです」
「移植!そりゃ大変だ…、家族から?」
「はい、親父からもらいます」
「そうか、そりゃ良かったね」
「はい」
「でも検査に2週間もって、ずいぶんかかるんだね」

根掘り葉掘り聞き始めた。

腎臓移植手術のことは、
本やネットなどで調べた知識の範囲にとどまり、
現実に身近で手術の話を聞いたこともないし、
ましてや移植した人も知らない。

それが突然目の前に現れた。
こりゃ『腎臓移植の実際』をいろいろ教えてもらうチャンスだ。

とは思うものの、
唐突過ぎて何を聞いたらいいのか整理もつかないまま、
移植手術に関して大したことも聞けずに、関係ないことを聞き始めた。

「いくつになるの?」
「26歳です」
「若いね、仕事は?」
「ホームセンターで働いてます」

何を聞いてんだ・・・・・・・

ベッドの支度や血圧測ったり体重測ったり手を洗ったりと、
急ぎ気味に透析の準備をしなくちゃいけないのに、
長々話していて手を止めさせているのも気が引けるし、
彼の受け答えも膨らまないし、

その日はなんだか消化不良のまま話を終えた。

つづく

 

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