人工透析には、莫大な費用がかかる。
その内訳は知らないが、月に40万円ほどかかるのだそうだ。
とても個人が負担し続けられる額では無い。
しかし、公的助成制度が確立していて、個人負担はゼロに等しい。
どういう公的助成制度があるかというと、以下の3つである。
(もっとあるのかもしれないが、私はこれしか知らない・・・)
1.医療保険高額療養費制度
2.自立支援医療
3.地方自治体の障害者医療費助成制度
1番の医療保険高額療養費制度は、
医療保険(社会保険や国民保険等)の窓口で特定疾病療養受療証を取得することで、
治療費の自己負担は1万円で済むようになる。
2番の自立支援医療は、
医療費の自己負担額を軽減してくれる。
私の通う病院では、薬局と提携して病院窓口で一括処理してくれている。
3番の地方自治体の障害者医療費助成制度
私の住んでいる市では、一ヶ月一病院一カルテにつき、
自己負担の上限を500円にしてくれる。
結果として、
私は、毎月病院に1万円支払うだけで、あとは薬代も自己負担しないで済んでいる。
さらに、その1万円のうち9500円は市の助成で戻ってくる。
(4ヶ月ほど後になるが)
もっとも歯医者とか、透析と関係のない病院にかかった場合には、
通常通り3割の自己負担となる。
ただ、その歯医者の治療費も市の助成で500円の自己負担で済むようになる。
透析になる前には、血圧だ何だと、薬代だけでも7~8千円は使っていた。
それが透析患者になってからは、500円~1000円ほどで済んでいる。
こうした助成制度を考案してくれた人たちや、それを認定してくれている社会に、
大いなる感謝の気持ちを表したいと思う。
一方、大いなる負い目も感じてしまう。