一日一万歩はおやめなさい?

62歳の誕生日を機に、一日一万歩歩こうと思った。
というか、そのくらいは体を動かそうと思った。

寒さもあったりして、ごろごろしている日が多くなっていた。
暖かくなったし、なんとなく、これじゃいかんのじゃないかと、
正義感のような罪悪感が顔を出した。

そこで、体を動かそうと張り切って何日か歩いた。
張り切って山にも登ったりした。が、
それがいけなかったか。


足が痛くなった。


かかとが痛み出して5日ほど様子を見ていたが治まらず、
近くの整形外科医を訪ねて診てもらった。

その頃には、内側のくるぶしの下を押さえると痛みがあった。

骨には異常は見当たらず、
透析患者に多いらしい骨の間のカスのようなモノの不着もなく、
とにかく冷やして(湿布して)固めて安静にして様子を見ましょうと、
整形外科で診断を受けた。
時間があれば、レーザー治療も効果的だ、と。

一週間様子を見たが、
痛みは外側のくるぶしの下へと変わり、押さえなくても痛むようになった。
むくみもあったりする。

痛風が疑われ、血液検査を受けた。
とにかく安静だと、サポーター(写真)を買い求めて装着するよう指示される。

さらに一週間、痛みは変わらない。
血液検査の結果が出て尿酸値が高い(8.3)という、つまり痛風だと。
(通常は7以下の数値じゃないといけないらしい。)
透析医に言って痛風の薬を処方してもらうように、と指示される。

しかし、その旨、透析医に伝えると、
透析患者の尿酸値はそのくらい当たり前で、痛風じゃない。とのこと。

確かに、過去の血液検査の結果をみてみるとその通りで、
ひどいときには9点代だったりする…。
(透析患者は10以下なら正常なのらしい…知識が乏しい…)

整形外科医と透析医との見解が分かれ、
そのはざまで相変わらず毎日私は痛みに耐えているわけで、
誰がどうしてくれるの?

思い悩んだ末、同級生の接骨医に相談しに行く。
足を引きづっているせいで腰とかあちこち痛いとこも揉んでもらえるし。

歩き過ぎたんじゃないか?
決定的な治療法はないだろうな。と彼はいう。
心配なら総合病院で診てもらうか?

同級生の言うことだから、素直に聞くことにした。

市民病院への紹介状を書いてもらうよう透析医に依頼した。
なんとなく、いい顔されなかったように感じた。

しかして、市民病院の整形外科の若~い先生。
「滑液包の炎症かなぁ、注射で治ることも多いので注射してみましょう」
「え?注射?くるぶしの下んとこへ?い、痛いんでしょうね?」
「そんなに太い針じゃありませんから…」

新しい診断が出たし、逃げられそうにないので観念した…

でも想像しただけで、そんなとこへの注射が痛くないわけない…
でもはじめての透析の時の穿刺の衝撃(その話はこちら⇒)を思えば、
そんなのどうってことないと何度も自分に言い聞かせて注射の順番を待つ。

「はい、ベッドにうつ伏せで寝てください」
元より注射を打つところは直視できない性質なので、これは歓迎 ^^
「痛いのはここですね?」
思いのほか患部を強く押され、その痛みで体がよじれる。
「チクッとしますよ」
歯を食いしばって構えたが、その衝撃で一瞬にして全身から汗が噴き出す。
「つッ!、うッ!、いッ!、う~~ん!まだ?」思わず声が出る。
「場所を替えますよ」
「?」どういうこと?刺し直し?
「うッ!」またしてもの痛み!
「はい、終わりです、起きていいですよ」

30分くらい休ませて欲しい気分だが、急いで起き上がる。

「どうですか?」
「え?(もう聞く?)ぼわ~んとした感じです」
「痛みは?」
「痛いのかどうなのかよく解りません…」
注射の衝撃でまだ注射の痛みも汗も引ききらず、何がどうなのか…

「一週間後くらいに様子を教えてください」
痛み止めの塗り薬も処方してもらって治療は終わった。

すると、途端に痛みを感じなくなり、スタスタ歩けるようになった。
もう20日以上も足を引きづって歩いていたのでギクシャクはするが歩ける。

ほんとか?ちょっと勢いよく歩いてみる。
いい調子だ 治ったのか? ^^v

が、それも一時間くらいで、また元の痛みに戻ってしまった ^^;
後からわかったのだが、注射は麻酔注射だったとのこと。
どうりでぼわ~んという感じは麻酔注射そのものだった。

それでも、それからは少しづつ普通に歩けるようになって、
一週間後の通院時には、少し痛むような気もしたが、
「良さそうです」
「良かったですね、それでは治療は終了にしましょう」

あ~良かった、もう注射は打たなくて済む ^^

結果論だが、
滑液胞の炎症だったということで。
その原因は足を使い過ぎたということで。

つまり、一日一万歩も歩いちゃいかんということで…

痛み出してから一ヶ月あまり、
やっと胸をなでおろした。

が、その日の夜から、腰が痛みだし、
寝返りも打てないほどの腰の痛みのうちに夜が明けた。

さて、

こんどのこの痛みは何だ?
痛風か?滑液胞か?ヘルニアか?透析のわるさか?

つづく

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