ABI検査、足が痛い原因は?

ABI検査というのを年に一回受けている。

足首と上腕の血圧を同時に測定して、その比で血管の狭窄具合を診断しようというものだが、足首をぎゅっと絞められるのがなかなかな刺激で……。

と、初めて正常値を外れた。


正常値:0.91~1.40
右足:0.75(昨年:0.92)
左足:0.89(昨年:1.13)

両足共に正常値を下回り、足の血管に詰まりが疑われるという。そうなると脳や心血管病のリスクも高まるという……。

「自覚症状はありますか?」
「自覚症状?」
「痛みとか痒みとか痺れとか」
「特にないです。透析中に足の指先が冷たく感じますけど」

実はここ何ヶ月か、
ウォーキングを始めると、5分と歩かないうちに右足の付け根が痛み出し、しだいにふくらはぎが突っ張るようになり、それにも痛みが伴い、右足を引きずるような歩き方になってしまっていた。しばらく休んでゆっくり歩けば痛みも治まるのだけれど。

しかしそれは、運動不足か何かで骨か筋肉か物理的な要因なのかなぁ、何なのかなぁ、同級生の接骨委に診てもらってみようかなぁ、困ったなぁと思ってはいた。が、

ABI検査で足の痛みがないかと聞かれて、このウォーキングの際の足の痛みは連想できなくて、痛みはないと答えていた。

医師は、
こんなコロナ禍で専門医に行くのもどうかと、とりあえず血管を広げる注射をして様子をみましょうという判断になった。

次の回、別の医師が(3人の先生が交代で回診に来ている)、
看護師に事情を聞いて
「歩いているときとか足の痛みがあったら言ってください」
去り際にそう言って、隣のベッドの患者を回診し始めた。

え?歩くとき?
………
そうだ!
足が痛くなるじゃん!
これだ!

自分の中では、ウォーキングの際の足の痛みとABI検査結果が結び付き、そうかぁ、と勝手に納得してしまった。が、
そんな素人判断はアテにはならず、先生はすでに次の次の患者の回診に行ってしまっているし、申告はまぁ次の回にしましょうと思い直した。

すぐに思いつけばよかったものを、パッと反応できないポンコツの哀しさで……じつは、脳の血管も狭窄が始まっているのかも……

つづく

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