下肢閉塞性動脈硬化症の手術ー手術は始まったー

手術の前日に入院した。

(入院の経緯はこちら⇒)

この病院では手術の場合は手術前後の3日は個室利用になるとのこと。なのに、5000円/日ほど別途費用がかかるとのこと。変なの…😣

ただ家族も入室できるということで、家族はこの個室で手術中待機となる。コロナ禍で面会も禁止のご時世でありがたいことだ。

手術着に着替えて、看護師さんの先導で手術室へと歩いて向かう。家族も入り口までは付いて行っても良い。

ということで妻が付き添ってくれる。

「ご家族はここまでになります」

「じゃ、ね、がんばって」
「うん、ありがと」
妻に手を振る。

何回めだろうか、手術室の前で、妻に手を振ったり、妻が手を振ったり…

重ねた年月の分、手術実の前で手を降って送られたり、手を降って手術室へ送ったり、それぞれに回数を重ねちゃってきたなぁ…

手術室の扉が開いた。
「こんにちは!」テンションが高い
「こんにちは、お願いします…」
「こちらのベッド、乗れますか」
「はい、大丈夫です」

手術用のベッドは何故だか幅が狭い。心臓の手術の時と同じで看護師さんたちに寄ってたかって裸にされキャップを被せられ血圧だ酸素濃度だと準備が進む。

担当の麻酔技師が顔を見せる。
「始めていきますね」
「よろしくお願いします」

麻酔マスクが口にあてがわれる。
きたきた。麻酔の方法は事前に説明されているから落ち着いていられる。なんといっても救いなのは、痛いことは無いようなので。

ほどなく喉元が熱いような…
「ボワンとしてきました」
「はい、では麻酔の薬を…」点滴から麻酔のクスリを入れると聞いている。1分もしないうちに眠ってしまうと。

1分もしなかった。

手術は始まったのだ。

(つづく)

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