閉塞性動脈硬化症の手術ー手術の概要ー

先日来、動脈硬化の悪化の状況を書いているが(詳しくはこちらからどうぞ⇒)、右足の血管が石灰化してしまっている症状は、「閉塞性動脈硬化症」というらしい。

カテーテル手術後、日常生活は術前と変わらず何の不便もないが、速足で歩くと足が痛み出す症状は改善していない。

先生から次の手術の詳しい説明があった。

「足の付け根のところの血管です」


先生、絵を描きながら説明してくれる。

「足の指の方までいく血管と、太ももに行く血管と別れます」
「はい(太ももへいく血管があるのか)」

足の付け根あたりから膝のあたりまでほぼステントを入れてしまって、どうやって太ももへ血液を供給するんだろう、ステントは網状になっていて血液が漏れ出すのかな、とか大いに疑問に思っていた…。

「先日は、ここから(赤い矢印)カテーテルを入れて処置しました」
「なるほど」
「しかし、その上に大きな石灰化(斜線のところ)があります。これを取り除かないと足に充分な血液が流れません。これはカテーテルで突っついたり風船で取れるようなものじゃありません、取ったらお見せしますが、驚きますよ…」
「はい(見せてくれなくてもいいけど…)」
「これを取り除けば、大量に勢いよく血液が流れますので、すぐに足が温かくなるとか、変化を感じられると思います」
「はい(期待しちゃうなぁ)」
「そこで、今回は切り開いて処置しますので全身麻酔します。2時間くらいで済みますがね」
「はい(カテーテルは3時間もかかったのに…)」
「せっかく血管を開くので、石灰を取り除いた痕はパッチを充てます」
「パッチ?」
「牛の心膜パッチです」
「牛の心臓の膜で継ぎ当てするってことですか?」
「そうです、パッチを当てて血管を広げておきます。人工の膜もありますが今回は生体を使います」

なんでも、人工の膜は長持ちするけど副反応も多く、生体の膜は10年くらいしかもたないが体に優しいとか、年齢を加味しながら使い分けるのだそうで…

後で、妻に、
「65歳にもなればもう10年ももてば充分ってことなのかな…」
「違うでしょ、体に優しい方を選んでくれたんでしょ」
「それならいいけど…」

先生は細かくわかりやすく説明してくれるし、自信に満ちた感じが伝わるので、安心して任せられそうね、と妻も胸を撫でおろす。

ボクとしては、全身麻酔で良かったなぁと思うばかり。
手術中に先生たちの会話に聞き耳を立てながらビクビクして過ごす恐怖を味あわなくて済む、良かった良かった。と思うその先には、全身麻酔の方法はどうなんだろうと次の疑問が頭に浮かび怯え始める…。

まさか、脊髄への注射?まさかな、そんなはず無いよな…
心臓バイパス手術の時の全身麻酔は、何の痛みもなく瞬間的に眠らされた(その話はこちら⇒)。
そして苦しいのは睡眠から目覚めてからだった…。

心配はいつまでも尽きないが、
7月7日、七夕の日に手術と決まった。

(つづく)

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