急ぎの用ですか

アマチュアライブ仲間の先輩から、家に寄っても良いかとのメールをもらい、なんとなくちゅうちょした。


コロナ前は、2ヶ月に一度くらいはどこかのライブで顔を合わせることがあり、日常的会話はかわす人だが、個人的にふたりで会ったり、ましてや家を訪ねあったことなどない。だけど、彼からFacebookに発信される日常にコメントのやり取りをしたりはして、ソリが合わないというわけでもないし、機会があればゆっくり話をしてみたい人でもある。が、コロナ禍ではまったく会う機会もない人だ。

そんな人から、家に寄って良いかとのメール。

折しも、
静岡県にも2度目の緊急事態宣言が発令されたばかりのタイミングで…

マスク、手指の消毒、3密回避はもちろんのこと、
生活維持に必要な場合以外は
・一歩も外出しない
・同居家族以外と会わない

などと言われているさなかに、
「どうぞ~」と歓迎してしまうのはどうか…

だけど、こんなタイミングのことだからこそ何か急な用事でもできたのだろうか、家に寄りたいだなんて…

困った。

緊急事態宣言だからって断ってしまうのも薄情な感じがして、今後の付き合いに支障をきたしそうだし…
だけど、普段会わない人とこのタイミングで会って、もし何か(コロナ感染)あったら…

思い悩んで以下のように返事をした。

「ありがとうございます。何か急な用事ができたのでしょうか?ゆっくり話をしたいとは常々思っていましたが、緊急事態宣言でセルフロックダウンとか云われてるこのタイミングでなんとなく気がひけるのですが…」

すると、すぐに以下の返事。

「そうなんですよね。なんとなくその方向で了解です。ともあれ、くれぐれもお大事に」

“お大事に”というのは、僕が再手術だとFacebookに記事をアップしたのをチェックしてくれてのことだろう。

そしてその日の昼過ぎ、彼は訪ねてきた。

人が訪ねてきてくれるのは基本うれしいし、コロナだからといって、訪ねてきてくれる人を拒絶するほどに厳密に構えて暮らしているわけでもないので、

「ぁあ、いらっしゃい!どうぞ上がって!」
「いや、こういう時だから…」
玄関で彼は距離をとって紙袋を僕に渡す。
「また、手術だって、これ。また〇〇病院だら?」と。
「いやいや、そんなこと…気を使わないでくださいよ」
「お見舞いにも行けないし…、お返しは要らんで受け取って」

お見舞いを持ってきてくれたのだ。

「コロナ過ぎたら、また一緒に歌うか、とにかくお大事に」

そう言って、彼は早々に帰って行った。

わざわざお見舞いに来てくれたんだ。
病院は面会できないから家に寄ろうって思ってくれたんだ。

それなのに、なんかボクの一連の対応は冷たい感じだなぁ、気を悪くさせちゃったんじゃないかなぁ、と後ろめたい思いに駆られる。

コロナへ立ち向かう個々のスタンスは、自制・自粛が基本なため、人により温度差が生じてしまい、それが人と人の関係をギクシャクさせたりしていると思う。

こんなことで、適当に良好な関係が壊れたりしないことを祈った。

“急ぎの用ですか” への2件の返信

  1. こやまんさん、こんにちは。
    わかります(^^;
    私は親のところですら、やっとワクチン接種がおわったので
    顔だけ見にいくねと二年ぶり位に実家に行ってほっとした感じです。それでもそのあと二週間位は大丈夫か心配でした。
    隣の人や宅配の人でさえ、マスクして距離をとり、あいさつ程度など気をつけているのです。

    お相手の方も気にしながらでもやっぱり。。と気遣いがよくわかりますね。きっとみなさん同じ気持ちですよね(^^)
    そんなこやまんさんを想ってきてくださる方ならわかってくださると思います。えらそうにすみません(^^;

    コロナ渦になり、主人の主治医の病院にいけず、もう一年近く。。
    大きな病院でコロナ対応している病院なので行く機会を見失っています。どうしたらよいか困ったものですね。。

    1. すぅさん、こんにちは。

      コロナへの対応は、人により場合によりそれぞれさまざまで、温度差やすれ違いに悩まされますね。ただ多くの人は、感染しないように、感染させないようにと気を配って生活しているはずなんだと思うことで心を落ち着けるしかないですよね。

      国が国として確固たる対策を国民に周知させることも出来ず、ただ「自粛」だけを頼りにしているだけだから、日本中に疑心暗鬼が蔓延しちゃってますね。世界中かもしれませんね。

      そうなるともう、何が何でも自分と大事な人を守って生き抜くしかありません。生き抜きましょうね。

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