動脈硬化による足の血管の閉塞で手術を受けた。(その話はこちら⇒)
ちょっと無理して早めに退院してきたため、いつもの透析クリニックで、透析は朝からの部(9:00~)にして欲しいと要望された。
いつもは、夜の部(17:00~)で透析を受けているのだが、夜の部はスタッフの数も充分じゃないし、何かあった時に対応が難しいとのこと。
無理を言うつもりはないので、快く朝からの部の透析をお願いした。
9:00から透析を開始すると、私は5時間透析をお願いしているので、14:00終了ということになる。14:00では、お腹が空いてしまうし、食事のリズムが壊れるので、透析中に食事も済ませてしまう。
昼間の透析は、夜の透析に比べて確かにスタッフの数も多い。が、その分、失礼かもしれないが、年配の方や車椅子の方や手のかかりそうな患者も多く見受けられる。
透析中のスタッフの巡回も多いように感じるし、看護師さんたちの応対にもこころなしか余裕を感じる。
何かコトが起こった場合も外部の専門病院や総合病院とのコンタクトもとりやすいということなのだろう。
そういう意味では、昼間の透析を受けているほうが安心なのかもしれない。
が、問題は、透析が済んで帰宅してからだった。
午後2時、まだ陽も高く、季節的には暑さも残る。
家に帰ってお茶など飲んでひと段落して、さてどうしましょ。
夜の透析の場合は、ひと段落した後はもう寝てしまうので気が付かなかったが、ひと段落したその後で何かをする気力は湧いてこない。
ごろ寝して本など読み始める。が本を読み続ける気力も続かない…。
そのままゴロゴロして夕刻を迎え晩ご飯の時間となる。が、食欲もわいてこない…。
なにかもう観念しちゃった感じで床に就く。
そしてそのまま翌朝を迎えてしまった。
歳をとってしまったこともあるのだろうが、透析というのはよほど体力を使うことなのだろう、その上、気力までも。
透析で一日を費やしてしまう諦めの覚悟ができるまでは、もう少し抵抗して、夜の透析を続けようと思った。