救急車を呼びましょう

「大きな病院を紹介します」
「はい…」
「救急車を呼びますね」
「え?救急車!?」

昨晩、晩ご飯を食べた後くらいからお腹がグルグルいいだした。下痢しちゃうのかなと危惧しながらもそれ以上悪くもならなく就寝。が、

夜中の3時半過ぎに目が覚めてトイレへ。すると勢いよく水に近い状態の便が!こりゃ完全に下痢しちゃったなぁと思いながら便器に目をやると、なんと真っ赤!

急に心配になる…その後も2回3回とトイレに駆け込み、そのたび鮮血に見舞われ…不安な気持ちで朝を待つ。

鮮やかだった血の色が黒みがかってきたような…
ネットで血便とか鮮血とか検索かけて、良くない情報ばかりを拾い読みする…

朝を待ってまずは透析クリニックに電話する。

紹介状を書くからすぐに消化器内科へ行くように言われる。磐田市立病院はコロナ禍ですぐには予約が取れず、近くの開業医へ、急いだ方が良いといわれる。

すぐに診てくれて触診などの後
「開業医では手に負えません、胃カメラなどで出血した場合に救命できません…」
「はい…(そんなに悪いの…)」
「大きな病院を紹介します」
「はい…」
「救急車を呼びますね」
「え?救急車!?(そんな…おおごとになってきちゃったなぁ)」
「奥さんはすぐに来られますか?」
「仕事中ですのですぐには…」
「後を追ってもらってください」

病院は過去に手術歴のある浜松聖隷病院がいいだろうとのことでバタバタっと話が進む。

「救急車を呼びましたので、ベッドに横になって待ってください」
「はい(そんなに悪いの…)」

ピーポーピーポー

来た!
救急車が来た!

(つづく)

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