体の水分を量る

血便が出て入院しているため、透析も入院先の病院で受けている。

「今日は体の水分量を量ります」
「へぇ、初めてです」

心電図を録るときに胸に貼り付けるボッチョ(つまみ)の付いたシールと同じようなものを、腕と足に貼り付ける。あとは心電図と同じで計測器に繋げて量る。

成人の体の60~65%は水分で出来ている。と聞いたことがある。つまりそれが正常値ってことだな。

「73.3%です」
「え?どう判断すればいいの?」
「通常60%ですから13%くらい徐水できるってことです」
「なるほど!」

なんて科学的なんだろうって思っちゃった。
13年も透析受けてるのに初めての経験に目からウロコの思い…と同時に13年1度も量ったことがなくていいことなのかとか思ったり…

だけど、1度の徐水は多くて5%位で、13%も徐水できる訳がない。あれ?永遠に13%徐水することはできないんじゃないか?5%徐水して5%水分摂取して5%徐水して…って繰り返すだけ。ドライウェイトをキープしているだけでは達成できない…

待てよ。透析の徐水は血液中の水分であって、体中の水分ってわけじゃない…

細胞の内外とか筋肉の中とか、あちこちに水分はあるわけで…

なんだか、ワケわかんなくなってきて、透析中だし考えるのをやめた。

透析終わりに、もう一度量ってくれた水分量は71.9%とのこと。

今日の透析は、65kgの体重のところ2200gの徐水だった。概ね3%の徐水だ。が体全体の水分量は1.4%しか減っていない。

ふ~ん…

どう考えたらいいのか解らない。

人間の体は実に複雑怪奇だ…

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