入院時のPCR検査

血便が出て入院している。13日めとなり、4人部屋の同室の人もすでに3人も新しい人と入れ替わっている。

昨夜も消灯過ぎてからバタバタと一人担ぎ込まれてきたが、そのPCR検査に疑問が…

朝になって、「PCR検査しますから唾液を出しておいてください」とか言われているのが耳に入る。

え?いま?

本来なら、入院してくるタイミングで今はまず何をおいてもPCR検査をするんじゃないの?

病院が大変だっていう内容のニュースだったか特番だったかテレビで見た。救急で担ぎ込まれてくる患者の受け入れ時に、PCR検査をしている余裕がないって。命を救うのが先決でPCR検査は後回しになる。が、救命後に検査して陽性だったら、関わった医師・看護師たちへの感染は避けられない。ぎりぎりのところで闘ってるなぁと感心し感服し感謝し、見た。

が、同じく救急でも、命と隣り合わせの救急ばかりじゃないだろう。自分が良い例だ。医師の手配で救急搬送されたが、運ばれた当人の感覚としては救急で運ばれたんじゃ申し訳なく思う程度で、PCR検査をする余裕はあるし、現に、すぐに検査は行われた。

昨夜、向かいのベッドに担ぎ込まれてきたこの人も、様子を伺う限りでは命からがら担ぎ込まれたようでもない(そうでなかったら申し訳ないが…)。

それがなぜ朝になってのPCR検査なんだろう?
こっちはもう一晩同じ部屋で過ごしちゃってるじゃん!
しかも寝ている間はマスクもしてないじゃん!
完全に濃厚接触者じゃん!

しばらくして、朝ご飯が配膳されてくる時間となる。
「もう少し唾液出ない?ご飯食べてからでいいのでがんばってもう少し出して」とか聞こえてくる。え?まだ回収できてなかったの?ご飯食べてからだなんてそんな悠長なこと言ってていいの?

それからさらに一時間以上が経過し、僕は透析室へ移動してしまったので顛末は判らず仕舞いだが、それまでに唾液が回収された気配はなかった…。

そりゃ色んな事情があって、言うほどに易しいことでなないことは百も承知で、それでも徹底管理が行われているのだと信じて疑わなかったことだったのに、こんなに緩い管理だったなんて…。

何処で感染してしまっても何にもおかしくない現実なのだと認識を新たにした。

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