大腸カメラは便との闘いだ

貧血で、その原因がわからず、大腸カメラもやっておきましょうということで、外来で大腸カメラとなった。(その話はこちら⇒

一週間前から便を柔らかくする薬を毎食後に服用し、前々日と前日には下剤を服用し、準備万端で大腸カメラに挑む。


睡眠状態で行うため、車の運転はできないとのことで、朝一番に家内に病院まで送ってもらう。

問診など済ませ、10時になったところで一斉スタート。

一斉というのは、今日は9人の予定者があり、その9人が教室スタイルで机に並び、一斉に下剤を飲み始めるのだ。

まず、コップ一杯の下剤を飲み、10分後にまたコップ一杯の下剤を飲み、さらに10分後に水をコップ一杯飲み、と、これを延々繰り返す。延々というか便がキレイな水状態になるまで繰り返す。

この下剤がまた、まずい…。
しょっぱいスポーツ飲料のような味がして、2杯目あたりまではまずいなぁと思いながらもなるべく一息に、といっても3口~4口で飲みきったのだが、それ以降はそのまずさにもう口が抵抗しだして往生した…。

下剤や水を飲む間の10分間は、便が出るようにお腹を刺激するようにとのことで、廊下を歩いたり体操したりお腹をさすったりと休む間も本を読む間もない。本を読みながらと想定していたが大外れだった…。

9人がお腹をさすりながら体をよじったりしながら検査室前の廊下をウロウロしている風景は滑稽だ…

3杯目あたりから個人差が出始めて、快調にトイレに駆け込む人、一向に便意が現れない人…、僕は2杯目からトイレ通いが始まり、順調グループかのように思われた。が、

7~8杯で、合格が出て準備完了となる人をわき目に、僕は10杯めを数えても便がキレイにならず合格がもらえない…

もう下剤を口にするのもイヤだし、廊下を歩くのもくたびれたし、…弱音を吐きだした16杯め、やっと合格をもらった!

便との闘いは2時間半にも及んでしまった。

つづく

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