透析のリズム

やっと4時間だ、これで終われる…。

手術翌日の透析はしんどかった。
透析がしんどいのではなく、背中と腰が痛くて…ただでさえ透析の針が怖くて身動きしないでいるのに、手術の傷跡の痛みで動きが封じられてしまっていて、昨日の手術からもうず~っと寝返りもうてず寝っ放しだし、もう背中も腰も限界…

あれ?終わりのブザーが鳴らない…

「終わりじゃない?」
「今ちょうど4時間、あと1時間ね」
「え?今日5時間なの!」

そんな…

この病院への入院はもう4回目で透析も20回以上になると思う。そのすべて4時間透析だったのに、なぜ?手術翌日の今日に限って5時間だなんて…。手術前日も前々日も4時間だったのに、なんで!

そう訴えると
「そういう指示になってますから」
若い男の看護師、とりつくしまもない返答…

訴えたいことが山盛りになったが、無駄なのが目に見えるので押し黙った…。

勘弁してよ~、もう腰も背中も限界だよ~
無理やり寝返りをうった。手術の傷跡に痛みが走る、異常を告げる警告ブザーが鳴る…

今更ながら、透析時間はどのようにして決められるものなのかと疑問が浮かぶ。「4時間」は保険診療の報酬の境目だと聞いている。何らかのデータに基づく最低限必要な時間のはずだ。

私は常は5時間透析にしてもらっているが、それは透析時間は長ければ長いほど良いので私が希望して5時間にしてもらっているのであって、何ら私に関する医療のデータに基づく判断ではない。

だから、4時間にすることに何ら不都合など無いはずだ。

翌日も透析に呼ばれた。予期していず慌ててしまった。ペンレス(麻酔シール)が間に合わない!

が、(大問題だが)それはともかく…

ベテラン(と思われる)看護師さんを選んで
「今日は4時間にしてもらえないかなぁ」

これまでずっと4時間だったこと、連日の透析だから体重の増えもわずかだろうこと、お昼ご飯が3時過ぎになってしまうことなど理由に訴えた。

「そうね、先生に聞いてみるね」
すぐに先生に電話してくれて4時間押しニュアンスに話をしてくれる。さすがだ、と感心する。

「4時間でいいって」即答だった。

ホッとする一方、判断の基準は何なのか、疑問は膨らむばかり…

透析の時間も疑問だが、透析のサイクルも今回疑問が膨らんだ。

常は一日おきで私は月水金曜のサイクルだが、今回は、手術日の水曜を挟んで、月曜火曜と木曜金曜の連日だった。これでおそらく来週から月水金曜の元のサイクルに戻すのだろう。

そりゃ時間も長ければ長いほど良いのとおなじで、回数だって毎日透析するに越したことは無いが、こんなに連日透析する必要があったのか。

手術を挟んで連日の寝っぱなしで腰背中の痛みが限界だったばっかりに、連日の透析まで疑問視したりして…

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