「大人になってやめたこと」の学び

「欠点を無理して直すのをやめる」

最近買った本「大人になってやめたこと」に書かれていたこと。

欠点かぁ。
自分の欠点はなんだろうなぁ、と考えてみる。

他人の評価を気にすること。かな。

自分が決めたことや自分がやったこと、それを他人がどう思っているか常に気にしている。もっと言ってしまえば、他人に認めてもらいたい、他人に褒めてもらいたい。

それは子供の時からずっとそうなわけで、いつもいい子で居たし、優等生を演じてきたと思う。いや、初めからいい子だったわけではなく、小学生の時に悪さをして母親が学校に呼ばれたことがあり、それからかもしれない。

校長室で先生にこんこんと諭され、涙ながらの母親と一緒に、二度としませんと頭を下げさせられた。そして、さらにその帰り道で、そんな子に育てた覚えはない、お母さんは情けないと泣く母親の姿が応えて、それからかもしれない、いい子になったのは。

他人がどう思おうと、自分が良いと思ったことは自信を持って突き進めばそれでいいんだと、何度も自分に言い聞かせてきた。そうだそうだと頷きながらもだけど結局他人の目が気になって仕方ない…。気にしいなんだな。

でも、50歳になる時に透析を宣告されて、人生終わったとどん底に落ちてしまって、仕事の前線から勝手に引きこもってしまい、60歳でリタイアさせてもらうまでの10年間で人の目を気にしない訓練が否応なしにできた。人の目が気にならなくなったわけではないが。

そして、60歳でリタイアさせてもらってから5年余り。まだ他人の目は意識しているが、自分が評価されるどんな組織にも所属していないので、ずいぶんと他人の目を意識する場面が減っている。

そんなこんな…
「大人になってやめたこと」を読んで、確かにもうこの欠点は無理して直すこともないな、とあらためて思わせてもらった。

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