歳とってはじめたことートレッキングー

60歳になろうとする頃、同級生たちと、60歳からの第二の人生をどう過ごすかという酒の入った場での話の流れで、トレッキング案が浮かんだ。そうだ、それがいい、まずは装備の準備からだ!と数名が手を挙げた。

リュックに、靴に靴下、シャツにズボンに、カッパに、etc…
本格登山にでも行くつもりなのか、雨の日でも行くつもりなのか、一人前の装備を買い込んだ。

山には憧れがある。高校生の時に登った南アルプスの仙丈ケ岳(3,032m)が忘れられないし、NHKのグレートトラバースで田中陽希が魅せてくれる壮大な世界観に胸打たれるし…。

ただ、さすがにもう3,000m級の山に登ろうなんて思わない。登れるとも思えない。低い山でいいのだ。近場の低山でいいのだ。登ったという達成感とそれなりの眺望が楽しめたらそれで充分なのだ。欲を言えば、帰りに日帰り温泉なんかに浸かれたらもう言うことは無い。

そんなこんなで、同級生たちと近場の低い山へ出かけるようになり、少し慣れたところで、ひとりでも出かけるようになった。

その辺の話はこちら(⇒)に書いてますので、どうぞお読みください。

ただそれも、新型コロナのせいでぱったりと止まってしまい、その間に、両足の手術があったりして(その話はこちら⇒)、リハビリで仕方なく歩くくらいで、トレッキングどころかウォーキングさえ遠ざかってしまった。

トレッキングに行きたくて行きたくて仕方ない、というほどのことでもないので、コロナ禍をおしてでも出かけようという意欲は湧いてはこない…。

ただ、そのうち同級生の誰かから声がかかるだろうから、その時に迷惑かけない程度にはついていけるよう、今のうちにすっかり衰えた足腰を慣らしておかないと、とは思っている。

歳とってはじめたこと。トレッキングは同級生たちが声をかけてくれるだろうから、また始まり、まだまだ続きそうだ。

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