動脈硬化のカテーテル治療(その2)

右足の動脈硬化のカテーテル治療のため入院した。
その話はこちら⇒

入院2日めの朝、カーテンで外は見えないが、外が明るそうなので時間を確認すると、まだ5時すぎ…朝食までには2時間以上ある…


それでも6時頃までウトウトして、起き出す。
顔を洗い歯を磨き、……、するともう、することが無い…
朝食までネットニュースとSNSを覗いて時間をやり過ごす。
スマホ様様だ。

今日の予定は透析とカテーテル治療の説明だ。
透析は8時半からとのことでヘルパーさんが迎えに来てくれる。
車椅子を押してもらって透析室へ向かう人たちを押し分けてスタスタ歩いて透析室へ。

この病院は、リハビリの人達が多い様子で、廊下を歩行訓練している人がたくさん居る。

さて、透析。
いつもは5時間なのだが、4時間にできないかお願いする。
ここは透析中に食事はできないルールだというので、お昼ご飯の時間が遅くなるのがイヤで4時間にしてもらった^^;

が、透析の時間の決め方とか止血の方法とか、いつものクリニックとの違いにこの病院の方針のようなものを感じた(その話はこちら⇒)。

無事に透析も済み、病室に戻って昼食も済み、することが無い……

売店と展望レストランを覗きに行き、珈琲など頼んで本を広げて、窓の外を眺めたりして時間を過ごす。コロナ禍なのでレストランを利用する人は病院のスタッフしか居ないと思われ、昼過ぎのレストランにお客さんは居ず、ひとり独占状態だ。

午後4時。
明日のカテーテル治療の説明を先生から受けるということで、妻にも来てもらう。先生は非常にお忙しい模様で30分以上待たされてやっと登場。その間、私はベッドで待機、妻は会議室で待機。コロナ禍、あくまでも接触を避けるってことなのかな。

先生の説明は、とても自信を感じさせるものだった。
処置としては、太ももあたりにはステントを入れ、様子を見てふくらはぎ辺りは風船を、という見通しだと。レントゲンでは血管の表面は真っ白く写っており、そうとう石灰化がヒドイと思われるが、カテーテルで中を覗いてみないと果たしてどうかは解らないと。とにかくお任せするしかないわけで、妻も私も「よろしくお願いします」

血管外科の先生だから、ついでと言っては何だが、2つほどお聞きする。
1.冠動脈にステント入れて10年も経過しているが放っておけば良いのか。
2.シャントの成長が著しく左腕はぼこぼこにコブができたようになってしまっていて、他人が驚いてガン見するほどだが、治せないものか。

冠動脈についてはエコーで診てみましょう。
シャントについては方法はあるが透析クリニックの先生と相談しましょう。
ということで、気がかりが少し前向きになった。

「明日、病院で待機しようか?」と妻が言ってくれる。
「いいよ、会えるわけじゃないし」
「わかった。じゃ家でスマホ抱えて待機してるわね」
「ありがとう」

妻は帰って行った。

そうしてまた長い夜がやってきた。

つづく

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