「血液をサラサラにする薬を飲んでいますか?」
「バイアスピリンとクロピドグレルを飲んでます」
コロナワクチン接種の時も大腸カメラの時も歯の治療の時も、たいていの場合に聞かれる。普段は薬の名前を覚えようとはしないのだが、聞かれる機会が多いのでこれだけは覚えるようにした。が、
透析中に血液の中に投入している薬のことには注意が及んでいなかった。
今回、大腸カメラでポリープを取ったのだが(その話はこちら⇒)、その際、前後一日づつ何とかという薬を何とかに変更した(ちゃんと聞いてないものだから薬の名前が判らない…)。ただ、その際に、”血液をサラサラにする”だったか”血液を固まりにくくする”だったか、その類のことを看護婦さんが言った。
そうか、服用している薬だけじゃなくて、ここにもあったか!
今回の大腸カメラにしても、この薬のことは申告していない。大きな問題になったわけじゃないので良いのかもしれないが、ここは正確に承知して正確に申告できるようにしておかなくちゃまずいだろう、自分の体のことだ。
看護婦さんに聞く。
「透析中に血液サラサラの薬いれてるよね?この薬を他の病院へまったく申告してないけど、ほんとはマズいだよね?」
「あ、大丈夫よ。これはヘパリンだけどね、確かに血液を固まりにくくする薬なんだけど、透析中だけ効く薬なの」
透析中、体外に出た血液が固まらないように使う薬であって、長時間効力を発揮するものでは無いとのこと。また、透析には欠かせない薬なので透析患者であることが解っていればこの薬を使っていることは周知のことらしい。
透析初めて15年も経って、初めて知ったことだった…。