最悪は壊死…

左足の動脈硬化で石灰化した血管の手術を受けてから一年余り(手術の話はこちら⇒)。三か月毎に受けてきた検診も4回め。エコー・CT撮って先生のお話を聞く。

今回も家内が同行してくれる。僕がひとりで聞いてくる話がどうにもアテにならないようだ…。まぁ僕としても一緒に聞いてくれるほうが心強いのも事実だが…。

一年前の手術後のCT画像と今回のCT画像を見比べながら、
「一年経ってもこんなに綺麗です」
「ほんとだ」
「この術式は正解だったと僕は思います」

先生は、血管を切り開いて、石灰化した石を手作業で削り取ってくれたわけだが、この方法が正解だと言う。

今では、機械で石灰化した石をガリガリガリっと削り取っていく方法もあるという。が、それでは削りカスを取り残してしまい、そのカスは足先へと流されてしまい、いずれ足先を詰まらせてしまう、と。

「学会でも古山さんの例を使わせてもらってるんやけど…」
「そうなんですか」
「手術時間もそんなにかからへんし、この術式が、云々」

先生、なんだか嬉しそうだ。
嬉しい思いで僕の血管に向かってもらえるならそれに越したことはないし、僕も良かった良かったと思いながら。

「ただ、この先、足先が石灰化しないとは限らないし、この若さでここまで石灰化しとるわけやから、むしろ石灰化の可能性は高いと思う。特に足先の傷に気を付けて。傷も最初は何か薬を付けたりで構わないけど、2週間しても治らなかったらすぐに僕のとこに来て。放っておくと最悪は壊死して…云々」

脅かされて、
「次は半年くらいしたら、また診せて」
「わかりました、ありがとうございました」

ひとまず、左足も右足も手術の経過もヨシということで一区切りがついた。

透析クリニックでも足が無い人は何人かいる。その仲間入りをしなくて済むよう、気をつけて節制して暮らそうと思う。

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